ご愛読に感謝します。桐生の山を訪れる人が一人でも多くなることを願って、吾妻山だけが桐生の山ではないことを桐生の人に知ってもらおうと思って、2006年4月に「やまの町 桐生」を立ち上げました。桐生の枝葉末節の山には、登り甲斐のある、歩いて楽しい山がたくさんあります。吾妻山、鳴神山以外の桐生の山も登ってみてください。
のですが、ここのところ、足利の山、赤城の流れ山の紹介が多くなっています。易きに流れるのは人の常、紹介すべき桐生の山はなかなか手強くなっています。
先日、八王子山脈の前衛といえる賀茂神社の裏山の賀茂山から手臼山を経て杉の入山を歩いてきました。それなりの眺めもあり、楚巒山楽会お薦めのコースなのですが、お散歩コースは賀茂山の句碑の道だけ、手臼山の山頂から先は下山地の福厳寺まで薮山と化していました。福厳寺から杉の入山山頂まで設置されている三十三観音も半ばは倒れていました。山道が失われるのには、それなりの理由があるのでしょうが、整備された道が歩かれずに消えてゆくのは寂しいものがあります。
旧桐生市内とその周辺の山の紹介が200座を超えました。でも、道はまだまだ半ばです。自分で実際に歩いてみて、楽しかった山、腑に落ちた山々を紹介しています。是非歩いてみてください。歩く人がいる限り道は消えることはありません。

今まで、ご覧くださった方々、これから読んでくださる方々、リンクをはってくださっている各サイトの管理人の方々、“やまの町 桐生”にだまされて桐生の山々を歩いてくださった方々、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。情報もお待ちしています。

2008年12月17日 楚巒山楽会代表幹事

極楽とんぼさんこと加藤さんが川内の山で遭難死されてちょうど一年です。あらためてご冥福を。

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