あいおいやま、だそうです。坊主山の項で書いた33.9mピークです。足利百名山選定委員会による『足利百名山』に選定されています。栃木県立足利図書館に寄贈された足利百名山で名前を知りました。『やまの町 桐生』で紹介した山の中で、一番標高の低い山であると思います。(2008年6月6日現在)
足利市田中町にある吐月庵医王寺の裏山です。

桐生岩舟線を進み足利市通二丁目の信号を右折、足利千代田線に入り中橋をわたり、東武の高架をくぐりイタリアンレストランサイゼリアの信号の手前を左折、角にあるのが吐月庵医王寺(山のアプローチの紹介文じゃないな、そこ、そこ、その角右みたいな)、子育馬頭観世音と書いてあります。参道を登るとすぐ右手に観音様、その奥にも観音様、医応寺は観音様のお寺であるようです。本堂に手を合わせてから、本堂と馬頭観音の間にある登山道に入ります。山道は岩場で手強そうですが、麓から山頂直下まで立ち並んだ観音様の間を縫うように電光型に道が付けられていて、案ずるより産むが易しです。山頂は、薮の中で、展望もありませんが、渡良瀬川が近いせいでしょうか、標高の割りに風が通って気持ちのいい場所です。苔むした古い祠もあり、なかなかの雰囲気を醸し出してしかるべきですが、『こんなところにゴミを捨てるな!大馬鹿者!』山の魅力三割引です。相生山を取り巻く人家からの粗大ゴミでしょうか。誰かかわざわざ岩の道を登って、ゴミを捨てに来ているのでしょうか。オオバカモノが相生山の標高を高くしています。

観音様が多くいらっしゃるので、観音山かと思っていたのですが、足利百名山に記載がありました。観音様は新しいものなので、山名のもとにはならないのでしょう。wanted!足利百名山の選定委員の方、連絡をください。足利百名山の情報をお持ちの方、連絡ください。

あ、駐車地は路肩ですね。足利市駅北口の40分間無料パーキングでもいいな。この山を百名山に選定した選定委員会の見識の高さがうかがえる山です。ただゴミが。

2008/7/10 足利の伝説(台一雄、岩下書店)の第71話『相生の松』より。“田中の切通しの東側の山を相生山といい、(中略)二つの朽ちかけた木の鳥居をくぐって登っていくと、山腹に縁結稲荷、山頂に高さ六十センチぐらいの石のお宮がまつられています。一の鳥居と二の鳥居の真ん中あたりの左手に「相生の松」があります。”
“この山は、昔、伊勢山といって皇大神をまっつったところとのいい伝えがあって”とありました。山頂の祠は皇大神宮さまのようです。

2014.3.23/相生山の標高を訂正

有徳の方に相生山の標高が違っているのではないかとご指摘いただき、本日行ってまいりました。
ああそれなのに…。代表幹事が登った道の取りつきはかなり崩れていて、斜面の新しいお地蔵さま(観音さまには見えません)の間には落葉が厚く積もってここを登っていけるなんて思えない。筆者、修行が足りません(泣)。
ただ医王院が既に40mほどで頂上は国土地理院の地図の通り48.7mに間違いないでしょう。それでもまだ当会の記事の中では一番低い山じゃないかしら。
足利相生山、48.7mに訂正いたします。akiraさま、ご教示ありがとうございました。

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お地蔵さまの間の落葉は厚い
吐月庵は坂東札所第28番
ひと登りにも見えるのだけど

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