あたごやま。参道は途絶えても、信仰は途絶えていないようです。愛宕信仰は火難避け、塞の神として江戸時代中期以降全国に広まったということです。桐生の山にも愛宕山が多くあります。足利、佐野にも同名の山が多いので、区別するために赤見を冠しました。

で、この山には登っていません。登りませんでした。登れませんでした。薮漕ぎはしないぞと心に決めて故郷を出たこともありますが、北にある東山の、山のアプローチとしては全国一の酷さの作業道を歩いた後ではどうにも薮に突っ込んで行く勇気が出ませんでした。この106mの山を愛宕山として紹介しているサイトが見当たらないので、ここは愛宕山ですよという告知の意味で項を設けました。万が一興味をもたれて登る方、麓の鳥居までは東山の項をご覧ください。

愛宕神社の参道は産廃処分場(多分)への道で断ち切られています。鳥居を潜って進むと道はなくなり、それでも進んで行くと舗装された私道に出てしまいます。
舗装された道の左の尾根に無理やり取り付いてみると綺麗な杉の林の中に踏み跡が刻まれています。登って行くと愛宕神社の裏手に出ます。この尾根が愛宕山106mに続いているようなのですが、人類には通過不能の薮と倒木に阻まれ頂上には到れませんでした。神社は桜の木に囲まれ、なかなかの雰囲気でしたし、一応踏み跡があるにはあるのですが。東山と愛宕山の鞍部を通る件の作業道からは、どうなんでしょうか。舗装された道を歩いても神社まで簡単に行けます。

太田市の丸山南方にある小丸山も登りたくない薮山ですが、その内に登るかも知れません。赤見の愛宕山も、いつか登ることがあったら、またご報告します。

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