はんまるやま、でよいのでしょうか。たんまるやま、でしょうか。太田市の1万分の1地形図に山名の記載があります。県道太田桐生線で太田方面に向かうと、太田リサーチパークの西側に無惨に削り取られた山があります。そのピークが反丸山で、山頂には阿夫利神社の石祠が鎮座しています。山麓には岩の中に赤城神社があり、その上の山が多分、岩神山なのですが、近くの小丸山と共に登山不能の山です。

反丸山の登山の起点は、唐沢山や唐沢峠への太田市吉沢町の起点と同じです。桐生から太田方面に向かい、太田リサーチパークの手前で東に入り、新堀沢を目指します。林道の奥、林道完成碑の前に駐車。概念図は大きく周回していますが、ここでは完成碑から反丸山の往復ルートで紹介します。

駐車地からは東京電力の黄色の標柱にしたがい、126号の鉄塔を目指します。空が大きく開けた気持ちの良い山道をひと登り。いつもながら東京電力の送電塔巡視路は歩き良い道です。
送電塔からは今までとはうって変わって薮臭い道、緩い登りで阿夫利神社の新しい石祠のある反丸山山頂です。東が崩されているのに、展望はあまり良くありません。
石祠の下が大きく崩れています。大きな岩が積み重なっています。古い石祠が崩壊に巻き込まれたようで、新しい石祠の後ろに石祠の一部が置かれていました。石祠の置かれたピークの先の高みが反丸山の山頂かも知れませんが、ここから先は尾根が地割れしていたり、陥没したりしているので、ここまでとします。危険立入禁止の看板も置かれていました。砂利の採取は既に終っているようですが、反丸山は、ここで踏み止まってくれるのでしょうか。

阿夫利神社は神奈川県伊勢原市というより、丹沢にある大山阿夫利神社から分祀されたものでしょう。阿夫利神社のある山頂は雨降山とか石尊山とか呼ばれることが多いように思われます。反丸山の山名の由来を知りたいところです。南にある米山薬師の丸山と関連があるのでしょうか。

西の荒神山から始まる八王子山脈の東の終点が反丸山周辺の尾根です。入り組んだ尾根と沢筋をいろいろ探検してみようと思っています。

2009/1/13 反丸山の読みについて、すずき@東毛さんから以下のご教示がありました。“反丸は「そりまる」と読みます。山の麓に反丸の集落があり、現在の太田市のバスの停留所にもその名があります。おそらく、この集落近辺から反丸山へ続く登山道があるのではないかと思っています。”
ありがとうございました。「そりまるやま」に訂正します。
同日、桐生みどりさんからも同様のご教示がありました。以下、“反丸は「そりまる」だと思います。吉沢に反丸という集落があり、山名起源は集落名でしょう。”
ありがとうございました。

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