さんのうさん。丁度二年前、樺崎八幡宮の裏の八幡山から北上し山王山を目指したことがありました。八幡山の北の琴平山のすぐ先で造成中の北関東道に尾根が断ち切られていて縦走することが不可能になっていました。当時は何の工事かわからず、引き返したのですが、今になってみれば、縦走の最後のチャンスだっかも知れません。あの時は工事が始まったばかりで、無理をすれば工事現場を横切って向かいの尾根に取り付くことができたのに。
今回は塩坂峠から北上して山王山を目指しました。塩坂峠の下に北関東道の塩坂トンネルが掘られているので、塩坂峠への道は工事現場の中を通ることになります。いつも駐車させていただいている無量寺の駐車場から山裾を通って塩坂峠入口に向かう道は北関東道の工事現場に遮断されました。工事現場を迂回して、工事現場の中を通って峠入口に向かいます。駐車地になる樺崎八幡宮或いは無量寺まではこちら。概念図は左が北です。

塩坂峠にあった寺久保山を示す道標はなくなっていました。樺崎から登ったら、山王山は寺久保山方面に進みます。左の尾根道です。峠の少し手前で振り返ると富士山が姿を見せています。峠からも見ることができます。峠からは雑木の明るい尾根道を進みます。富士山が素敵によく見えるピークや三角点のように見える標石のあるピークの紹介は別の項で。
右側の谷の最深部までゴルフ場ができています。山王山と寺久保山の尾根が別れる三つ又のピークの手前までゴルフ場が続いています。
三つ又のピークで右に寺久保山ヘの尾根を分け、左、足利、田沼、飛駒方面に進みます。尾根を下っていくと山王峠。三つ又と山王山の鞍部。大網林道が通っています。下り道は途中で二つに分かれますが、どちらを下っても大差はありません。左に下ると庚申塔群の裏に、右に下ると山王山の取り付き点の近くに出ます。
山王山の取り付き点は法面がきれる辺り、登り出しは薮臭いですが、進んでゆくと庚申塔があり、そこからはわりと確りとした踏み跡がジグザグに刻まれています。以前は参道だったのでしょうか、倒木で一部あやふやな所もありますが、何ケ所か立木にテープも巻かれているので、まあなんとかなりそうです。
山頂は平坦な草むらで、中央に日枝神社の石祠が鎮座しています。反射板は撤去されています。山名標もありません。腰を下ろせるような場所もなく、あまり居心地はよくありません。展望もほとんどありません。ないない尽くしの山頂でしたが、祠にはなんと百円玉のお賽銭があげられていました。それも2枚。妻と私も負けじとお賽銭を張り込みました。なんと5円づつ。石祠には今現在、計210円ものお賽銭があげられています。帰りは大網林道を下りました。ゴミさえなければ美しいといえる谷を見ながらの残念な舗装道歩きになりましたが、途中にお散歩道とかお散歩コースとか見晴し台とかの案内板が幾つも立てられていて、飽きずに歩けました。。あれって何でしょう。ご存知の方いたら。

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