五万石(ごまんごく 榛名山/1060.1m)  

代表幹事


榛名山系にはユニークな名前の山がある。五万石も山の名前としては不思議で由来が気になるところだ。
文字通り“五万石でも岡崎様は”の五万石か、それとも何かが転訛しての五万石か。
物聞山(何と読むのでしょう)など未踏の山だが、名前に惹かれている。

20年か、それ以上の過去になるが、楚巒山楽会の総会が野反湖畔で開かれたことがあり、有志だけの参加だったが、帰途に榛名富士にロープウエイで登ったことがある。当時は皆オナマチャンだったので、十分山を歩く時間があったのに、榛名の山は敬遠していた。一等三角点のみに興味を示した。当時の会長は群馬での登山対象は谷川だけだと広言してはばからなかった。

その後、すっかり改心した私は、榛名富士も自分の足で登るようになり、すぐラチのあく、榛名の山々が好きになった。ガイドブックに取り上げられない山に味のある山が多い。ま、人に会わないから一層心に沁みるってのがありますが。

五万石へは、榛名伊香保道路の17番のカーブから林道蛇ヶ岳線に入る。林道の入口に駐車可能。一部舗装された林道を五万石と伯耆山の鞍部を目指して歩く。林道が下りになる地点が五万石の登り口。踏み跡もない若い植林の中を緩く登っていくと立木に矢印、五万石と書かれている。結構、結構急な登りで右から登ってくる尾根と出会って左折。登り詰めたところが五万石。三等三角点と小さな山名プレート。樹木の間から僅かな展望。道はないし、展望もない山だけど、また登りたい山。

  

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