丸山(まるやま/霧降高原)  私の好きな草原

代表幹事

霧降高原有料道路が2006年9月26日に無料になった。たったあれだけの道路で普通車で930円も払わされていた。理不尽である。その上コース案内図には、道が荒れているので一般ハイカーはリフトを使って小丸山まで登れと書いてある。
曰く“八平ケ原と小丸山の間はコースが荒れているので、一般ハイカーの方は注意が必要です。リフト営業期間は、リフトを乗り継いで行くことをお勧めします。”リフトは一回400円。三つ乗ると1200円。リフト屋さんの陰謀に違いない。ボッタクリだ。

どんなに脅されても、山を歩きに来たわれわれ楚巒山楽会はリフトなど使わず、赤薙山か丸山を目指した。脅されるほど悪い道ではない。ガスがかかった笹の道は雰囲気が良い。リフト屋さんのアナウンスが始終聞こえているのは興醒めだ。

小丸山へ70m手前と60m手前に手書きの道標がある。どうせならずっと10mおきにつければいいのに。この道がそんなに悪くないと思えたのだから、僕たちって一般ハイカー卒業?
小丸山は赤薙山から下ってきた尾根の一部で、リフトを使えば、あっという間につくらしい。小丸山という山名プレートは見つからなかった。小丸山を通過して赤薙山方面に向う。丸山への分岐を一応通過してみせて、ちょこっと赤薙山への尾根を登る。ガスが濃くなり、数m先が見えなくなったのを、格好の理由として方向転換。丸山を目指す。霧の中、笹原の気持ちのいい道を行く。広々とした草原を過ぎると、木柵のある丸山頂上。展望は霧の中。少し下ると、これも広々とした八平ケ原(やっぺいがはら)の草原。
霧降高原の名の通り一日中ガスっていたが、気分の浮き立つ草原歩きができた。

山を歩いていて、開けた草原状の場所に出ると心が和む。ニッコウキスゲのシーズン中でも丸山から八平ケ原はわりとすいているので、何度か訪れたことがある。楚巒山楽会の比較的初期の頃、霧降高原キャンプ場で山を知らない少年少女を集めてキャンプファイアーの集いを開いたことがあった。その時も小雨と霧だった。桐生から日光は近いし(歩いてしまう人がいる)、有料道路も無料化されたことだから、来る機会も増えるだろう。晴れた日光の山々を歩きたいものである。


写真は代表幹事とだまされて参加した中年少女

桐生の山はこちらへ     トップへ戻る
inserted by FC2 system