ちゃうすやま。見出しは茶臼山ですが、茶臼山の案内ではありません。茶臼山の案内はこちらをご覧ください。八王子丘陵は好きな山域で、年に何度も訪れるのですが、静かな山歩きが好きなので、茶臼山に登ることはめったにありません。2006年、2007年には訪れた記録がないので、多分三年ぶりくらいに訪れた茶臼山で、幾つか新発見をしました。
一つ目は、寶珠院口にサブコースができたこと、御嶽神社を通って従来のコースに合流します。籾山の山頂にはベンチも設置された他、山道も整備されました。
二つ目は姥沢峠から八王子神社の下りが整備されました。林の中をエイヤっと下る、ちょっとした冒険心がくすぐられるコースだったのですが、歩く人が増えれば立派なハイキングコースになりそうです。
三つ目、金坑跡を通るコースが作られました。茶臼山山頂に新しい施設が作られた遺恩というか余慶というか。とりあえずは洞窟コースとでも。茶臼山西部の岩尾根を一気に作業道まで下る少し乱暴なコースです(登るのはキツそうなので)が、浅間山を正面にする、低山とは思えない高度感のある佳品です。山頂直下に手作りの道標があり、コース上にはロープが張られています。ロープには触れないよう注意書きもあります。コースを作られた方に感謝。

金坑跡というのは、伝です。加藤一太郎さんの「八王子山の歴史散歩」に“西側の中腹に「金坑」と称する三〇米ほどの横穴がある。入口は這って入るが次第に腰を伸ばして歩き、やがて立てる位のもので人口の穴、何の目的で掘ったものやら。”とあります。以前は「金坑入口」の立て札があったそうですが、現在は“昔から地元の人に知られる洞窟”と書かれたプレートが下がっています。私が入るにはやや無理がありそうで、中は覗くのみで終っています。下り切ると樹徳方面からの作業道と、姥沢の頭と三本松の鞍部に出る道の合流点に出会います。ハイキングコースの看板が立っています。NHKの桐生TV中継放送所と書かれた看板もあります。

新発見、もう一つ。当会で設置した姥沢の頭の名称が定着しているようです。下の写真の5枚目と6枚目、東毛自然少年の家が設置した道標に姥沢の頭と書かれています。祝着至極。にしても、看板付けすぎの感があります。東毛自然少年の家。自然が台なしにならないように。6枚目は残念なことに老沢の頭になっていて、女が抜けていましたが。

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