うばさわのあたま。八王子山脈(丘陵)茶臼山南部のピークが八王子山ではないということは何度かこのHPで書いています。桐生山野研究会の会員の方々の働きで、桐生市発行の桐生ガイドブックの記述も改められました。経緯は楚巒山楽会のページの八王子山解決編などに書いています。

牛伏山岳会の会長が2008年の6月に茶臼山に登った記録に、“いくつかのピークを越えたあと、八王子山に着きました。地面に壊れプレートが置かれ、そこにこの地点が八王子山と表記されているのみで、その他の山頂表示はなく、クヌギにくくりつけられた楚巒山楽会設置の「姥沢の頭」というものがありました。あれっ、どうなっているのか。この疑念を持ちつつ、茶臼山に登り、景色を楽しみました。”と書かれていました。
姥沢の頭にあった八王子山のプレートは本来の八王子山に移されているのを確認していましたので、また当局が誤ったプレートを設置したのかと、気になっていましたが、猛暑の中八王子山脈(丘陵)に登ることが出来ずにいました。幸い、肌寒い雨の日が訪れたので、確認のため登って来ました。ついでのことに、姥沢の頭を八王子山脈(丘陵)西部縦走の項から独立させて項を設けました。

国道50号線の岡の上の信号を南に入り、NHKの案内板に従って進みます。駐車地は二つ目のNHKの案内板の先の広い路肩か、常薫寺に置かせていただきます。路肩からは直進して樹徳高校の野球場をめざします。常薫寺からは坂道を下り、左にある茶臼山ハイキングコースの案内板の脇を左折、竹やぶの横の作業道を進みます。野球場の角で二つの道が合わさり、道標に従い、広い作業道を進みます。沢沿いの道の突き当たりに茶臼山への道標があり、手前右側に主稜線への分岐があります。
擬木の階段道を登ってゆくと茶臼山と姥沢の頭の鞍部に出ます。沢山の道標で賑わっています。右に尾根道を進み、勾配がやや急になると姥沢の頭山頂です。縦走路上の一ピークですが、大きな木の下にベンチが置かれ、建造物でうめつくされた茶臼山よりもずっと居心地のよい頂上です。『八王子山』は籾山峠方面に向うとすぐです。姥沢の頭からは東毛少年自然の家にも下れます。
黒石峠に向い樹徳幼稚園を示す道標に従って下ってゆきます。林を抜けると沢沿いの道になり、往路に辿った作業道に出合います。

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