地元ではあけきやま。源姓足利義兼に追われた藤原姓足利又太郎忠綱の血で雪が赤く染まったという言い伝えで。
桐生市梅田町皆沢の八幡宮には足利又太郎忠綱が祀られていて、忠綱の終焉の地という言い伝えがあります。忠綱は以仁王の乱では平家側に属し、宇治川を先陣で渡って名を轟かせています。相手は鵺退治で有名な源三位頼政でした。いけづき、するすみの宇治川の先陣争いに先立つこと数年前です。(多分三〜四年ほどですが、資料がないもので)。忠綱で四代続いた藤原姓足利氏は滅びますが、忠綱の弟が桐生氏の起りということです。(だったかな)

まつだ湖の管理事務所の先に赤雪山の登山口があります。入口の駐車スペースに駐車して、赤雪沢沿いに付けられた登山道を行きます。植林帯の中の急登ですが、面白いものを一つ。途中に“蛇尾の滝”と書かれたプレートがあります。謂れがあるのかないのか、これが滝?です。滝を探すのでなく、プレートを探してください。完全に名前負けです。読み方も不明です。
尾根に突き上げて、道標に従って左折します。明るい尾根歩きになり、公園の築山のような赤雪山の頂上が見えてきます。小広い頂上には東屋と三角点。
湖を挟んで足利第一位の高峰仙人ケ岳(桐生市菱町最高峰でもある訳ですが)、北には日光の山々、馬蹄型に仙人ケ岳に続く尾根など、結構な展望があります。概念図は右が北です。概念図の右に進むとぐるっと回って概念図上部の仙人ケ岳に辿り着くという寸法です。

頂上からは、まつだ湖畔の道標に従って、尾根を下ります。あまり緩むところのない下りですが、明るい尾根で快適です。下り付いたところが湖畔の周回道路です。

地名に平仮名混じりのものが多くなっていますが、変換しづらくて困ったものです。松田川ダムなら一発変換ですが、まつだ湖は松田湖ならいいのに。足利市の地形図で“まつだ湖”になっているので、しょうがない、まつだ湖と打ってやったのさ。

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