経塚山から笹久保山への縦走の項に書いた342.2mピークが花柄山と判明したので早速登ってみました。花柄山とはどんないわれでついたのでしょうか。
あるガイドブックには(こんな所をガイドする本はないのでほとんど名指しですが)342mのピーク前後はシノヤブで道が不鮮明とあったので、梅雨時のこんな日に登れるかどうかほんの少し不安を抱いて登ったのですが、不鮮明どころか、きれいな道が頂上まで続いていました。

桐生市内から自然観察の森に向かうとあちらこちらに崇禅寺(そうぜんじ)への道標がたっているので、迷うことはないと思います。山門の両側に駐車場がありますが、崇禅寺入口の案内板の反対側に大きな駐車場がありますので、そこから参道を歩くとよいと思います。崇禅寺はぐんま自然100に選定されたからでしょうか、裏山に気分のよい遊歩道が作られ、その上の花柄山までは熊笹を林床にした雑木林が続いています。境内には樹齢500年といわれるイトヒバの大木があります。

境内の左奥の観音堂の先から遊歩道がはじまります。山道の入口までは木の階段が整備され、ところどころにありがたいお言葉が書かれているであろう石碑がたっています。いちいち読んで納得すれば、私も立派な大人になれるのでしょうが、万一そんなものになってしまったら大変なので、ここはサラッと通り過ぎます。遊歩道は少し錯綜していますが、山道は一本道で、少しジグザクがあるものの、基本は雑木林の尾根道です。こういう道は好きです。えっと、シノヤブは全然ありませんでした。よく手入れされているといった感じです。二度目からは目を瞑っても歩けそうです。もちろんサンダルで。尾根道からもところどころ展望が開けるところがありますが、頂上からは240度くらいの展望があります。夏でなければ、赤城山、榛名山、浅間山が望めます。夏でも経塚山を見ることができます。頂上手前右にわけるのは笹久保山への縦走路、頂上から直進は経塚山への道です。崇禅寺からの道とくらべるといかにも薮がうるさそうで食指が動きませんでした。

崇禅寺の遊歩道に設けられた東屋には灰皿と水の出る!水道が設けられていて、この時期山から降りてきた身にはありがたいことでした。合掌

2006/7/10 花柄山の北西に花柄という字がありました。これが花柄山の名前のもとだと思います。

2007/3/17 花柄山に山名標設置
お仕事が閑中に忙を生じてしまい、しばらく山歩きができませんでした。今日も今日とて、朝からご発注元から「お天気が良いですね。順調に進んでますか?(よもや山になんか行かないよね)」という牽制の電話がありましたが、行ってしまいました。
葉の繁っているときも、なかなか快適な尾根歩きができるコースですが、落葉期には、短時間で山の気分が満喫できる最高の道です。若干の倒木がありますが、倒木を巻くように道も付け替えられたりしていて、地元の方かお寺の方かわかりませんが、ありがとうございます。山頂も刈り払いされて、床屋さんにいきたての趣です。去り難さを感じさせる素敵な山頂になりました。上毛三山に浅間山の素晴らしい展望もあり、ぜひぜひお勧めの山です。


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