道帰り山の続きです。プリンタ用紙を買いに国道50号線沿いの家電量販店にいった帰りに鹿田山に寄ってみました。
驚いたことに北側に駐車場の完備した遊歩道がつくられ、尾根上の縦走路とつながっていました。

ため池等緊急防災対策事業で“用水の安定供給と自然景観とのふれあいの場!”(なんとびっくりまーくつき)をお作りになられたようで、ため池等緊急防災対策事業は、農業用施設を災害から守るほか、施設の持つ多面的機能の整備を目的とします。ようするに、ため池が古くなったから、新しくして、ついでに駐車場と遊歩道もつくってあげたよ。自然豊かな環境を保全し、安らぎ空間として利活用を図りますよ。ということで、利用されることのない遊歩道を作っていただきました。敷き詰められたウッドチップはふかふかで完成から数年経った今でも新品同様の歩き心地でした。太田の菅塩沼周辺、桐生の観音山周辺、とここ、環境保全とかいう名目の元、山を切り開き、切り崩し、変な道をつけて。環境保全が目的じゃねーだろー、金を使うことが目的だろー。
失礼しました。どう見ても無意味な開発が、知らない内にあちこちで行なわれているもので、つい。

山道が、尾根を微妙に外れているので、繁茂期に頂上を確認することはチョット嫌だし、兎山から弥右衛門山まで歩きましたが、ピークは踏んでいません。それぞれのピークは砦の跡だという話もありますので、落葉期に再訪したいと思います。雷電山は八王子山の通称で、そしたら、鹿田山はどこ?ということになりますが、鹿田山はこの山域全体の名前ということなのかなと。赤城山に登っても、赤城山という山はないしということで。

ここは山の裾だけのことだから、まあいいとして、観音山から雨降山の道は元に戻してほしい。

で、道順です。50号線を前橋方面に向かい、笠懸鹿の信号を右折。県道大間々尾島線の健康センター入口の信号を左折。サンホープリハビリ病院の駐車場をかすめて山に向かいます。右に雷電様入口の標識を見て電波塔のある兎山と雷電山の鞍部に車を置きます。兎山(道帰り山の概念図では御嶽山に兎山とつけていました。訂正済みです。)からは道帰り山が望めます。雷電山まで登ってしまうと、後はほんとに僅かな登りと下りで遊歩道への分岐に出ます。ここから先、倒木が目立ちますが踏み跡は清水新沼まで続いています。鶴山にも尾根通しで行けそうなのですが、これも落葉期にならないと、確認したくありません。

吹上集会所前の案内板が2005年の12月に新調されましたので、それに基づき、兎山などの表記をあらためました。



山野研のhisiyamaさんから雷電山山頂付近の石祠の写真をいただいたので掲載します。桐生周辺の山でいってらっしゃらないところがあるのでしょうか。

2006/11/11 削り取られた尾根道

先日、例によってプリンタ用紙を買いに国道50号線の家電量販店にいった帰りに、鹿田山によったらひどいことになっていました。その時はカメラを持っていなかったので今回はカメラを持ってプリンタ用紙を買ったあと、あらためて鹿田山によりました。遊歩道が兎山との鞍部に二本伸びてきています。鞍部から鹿田山への踏み跡は削り取られて、幅広の遊歩道に変わり果てていました。ため池周辺だけの自然破壊だと思い込んでいたのでショックでした。里山なので、薄い踏み跡が何本もあって、道に迷ってみたりするには格好のフィールドだったのですが。一体何のための、誰のための遊歩道なのでしょうか。花を植えたという鹿田山環境保全ネットワークなる団体の貼り紙が幾つかありました。これが環境保全なのでしょうか。遊歩道の一本は尾根を削って作られ、もう一本は雑木林を貫通してため池に下っています。ため池にもう一本遊歩道が伸びて行きそうな気配もあります。鹿田山の北面をどうしたいのでしょうか。兎山への道は木材の矢来によって塞がれていました。兎山は蟄居謹慎しているのでしょうか。

2006/11/13 鹿田山の兎山の件です。あの山の入り口の矢来は、あそこで農家の人が大根を干すので冬は立ち入り禁止の意味で塞いでます。先月の31日に行ってきた時ちょうど中のほうで、ならの木やゾッキなどに丸太を組んでました。(以上hisiyamaさんからでした。)


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