桐生市菱町の観音山の北にあるピークです。中尾根基準点とか中尾根のピークと呼ばれています。泉龍院の駐車場から中尾根を辿ると登りつきます。ピークの名前が中尾根になってしまいそうなのであえて項を設けました。中尾根を辿って中尾根に登りたくない方、ピークに尾根という名前がついていることに疑問を感じる方、私たち楚巒山楽会に与して下さい。三等三角点の点名は一色山です。

泉龍院の駐車場から一色山までは一本道です。前仙人ケ岳の項で紹介しているので、ご覧ください。
ここでは道の無い、藤四郎ケ入から登るコースを紹介します。泉龍院の駐車場に車をとめ、中尾根の裾にそって黒川ダム方向に進みます。ゴミステ−ションの先を左折して、舗装道の終点、車止めのある場所から沢におります。左岸には階段があり、明瞭な踏み跡がついているのですが、二番目の堰堤までおりてきている尾根まで沢の中を進みます。道はありません。尾根にもはっきりした道はありませんが、何となく歩けそうな踏み跡ともいえない、微妙なものが浮き出ているような斜面を登っていきます。明るい斜面からは隣の尾根の244.4mのピークが立派に見えます。そのうち登ってみてもいいような。
探検するつもりで登ったのですが、あっさりと中尾根の見なれた登路についてしまいます。振り返ると下山路にもなりそうですが、沢に水がない時に限られるでしょう。

一色山からは、造成中の作業道が桐生川方面に下っています。急な坂道を下りきると右に一本作業道が分れています。杉林の中に刻まれた作業道は沢をからんで下り、小丸山方面にのぼる舗装された作業道(遊歩道?)に行き着きます。
直進すると、やはり杉林の中に刻まれた作業道は桐生工高の野球場の駐車場から山に入っている舗装道に行き着きます。こちらから登る時は伊豆田遺跡の標柱と「この先行きどまり」の看板が目印です。行きどまったところが作業道の始まりです。山を崩してこんなに道を付けて、この山はどうなってしまうのでしょうか。重機で切り崩しただけなら歩けますが、固められると歩きにくくなること請け合いです。

桐生川方面に下った時は、普門寺からガッチン山を越えて泉龍院に戻ってもよいのですが(もちろん泉龍院まで歩いても嫌になる前に戻れるでしょう)、14時33分に市営バスが八坂神社前を通過します。泉龍院の入口の菱小学校前まで運賃は100円。中里橋を通って来るので八坂神社までいかないと乗れません。

2008年5月7日 上記の写真、3段目中央のこの先行き止まりの看板から先が、私有地につき通行止めになってしまいました。ご近所の方の話ではみんな通っているから大丈夫だよということですが。がっちりした通行止めなので無視するのはちょっとという方に。通行止めの手前から沢の左岸に渡渉して薮を少し歩いて、再び右岸に渡渉すれば、私有地を避けて生活環境保全林内に行くことができます。徒渉点には、先人が渡渉した跡があります。

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