太田市の北金井キャンプ場から唐沢山へのコースが整備されたという情報がネット上にあったので、少し時間ができたので行ってみました。八王子丘陵の菅塩峠から東は“激坂調査隊”さんのサイトで北金井のため池や電波塔ピークが紹介されている他には、あまり情報がありません。

北金井から唐沢山〜菅塩峠〜菅塩沼〜北金井と結ばれれば、面白そうな山歩きができそうです。大間々太田線を走り、強戸小の信号の先で左折します。大間々太田線と大間々太田線と八王子丘陵の間の道は北関東道の工事のため道が大変わかりにくくなっています。鳳凰ゴルフ場や八王子農場を目安にして行けば到達できると思います。駐車場は炊事場の隣にあります。

残念ながら唐沢山への登路は発見できませんでした。それらしい踏み跡は何本かあったのですが、今日のところはあまり時間が取れなかったので、突破する気にならない薮の手前で断念しました。

西長岡、菅塩、北金井は太田市の上州太田ビオトープの里とぬかすたわけたものが作られているようです。太田市のHPから引用すると“「上州太田ビオトープの里」は平成8年から事業が始まりました。正式な事業名は県営自然環境保全整備事業強戸北部地区といって、強戸北部に広がる八王子山系の自然の保全・復元・創造を目的に事業が行われているところです。この種の事業は県内でも初めての試みで、試行錯誤もありますが、ここを情報発信基地として全国に向けて太田市のビオトープをPRしようと考えています。
  整備構想としては、全体を3つのゾーン(西長岡町、菅塩町、北金井町)に区分し、それぞれに残る自然や生活様式などに合わせて整備し、これを核として地域間の生態系ネットワークをつくることを主眼としています。”だそうです。

自然の創造とあります。自然は人間が、お役人が創造するものでしょうか。今の時点では、自然は破壊されています。広いジメジメとした歩きにくい遊歩道が、山を崩して作られ、放置されています。何のために存在しているのか、意味のない東屋が散在しています。昔からあったであろう山道は寸断され、薮に覆われています。全国に向けてのPRどころか県道からの入口の道標もありません。遊歩道には無意味な道標が作られたのに。北金井のキャンプ場ではキャンプする人がいるのでしょうか。目玉のカマボコ兵舎は薄汚れたままです。遊歩道の案内図もありません。道標だけ新しいのは今年度の予算で作られたからでしょうか。山道や遊歩道は作りっぱなしではダメです。人が歩いてこそ道は成り立って行くのです。桐生市菱町の金葛遊歩道も滅びはじめています。お役人はこの道を歩いたことはあるのでしょうか。ここから何の情報が発信されているのでしょうか。税金の無駄遣いによる里山の破壊の有り様でしょうか。ビオトープの意味は調べる気にもなりませんでした。

2007/1/10 すずき@東毛さんから概念図と本文中の神戸は強戸であるとのご指摘がありました。訂正します。
2007/1/17 すずき@東毛さんから八王子農園と向山を教えていただきました。向山は近く、登ろうと思います。
2007/1/31 すずき@東毛さんの探検により菅塩峠が1/25000図より東に有ることが判明しました。概念図を訂正します。峠の位置の変更と雷電山の山名を追加しました。


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