この山は、朝香嶺と同様に富士見村の観光ガイドマップに山名が記載されていました。小沼を囲む山々は全て立派な名前が付いているのに、この山は小沼の北にあるから(たぶん)北山と呼ばれているのでしょう。

土砂崩れのため長らく不通だった県道16号線が通行可になったので久々に赤城神社の手前から小沼をめざしました。この道は全線舗装されているのですが、所々狭くなっていてすれ違いがしにくい所があります。軟弱派峠道紀行というサイトには以下の記述があります。“2001年5月現在、他の車の迷惑になるので、自信のない方はこの道は決して通行しないで下さい。南面、北面の赤城道路の利用を強く推奨します。特に小沼方面から来ると、峠(牛石峠)までは快適な道で誤解しやすく注意が必要です。また、群馬フラワーパークから赤城山に登る場合も、赤城道路の方が楽です。()内は筆者”2001年当時よりも多少は道は改善されていますが、このご意見に大賛成です。旧有料道路を使えば全線2車線ですから、運転に自信のない方も安心です。道を譲られたら会釈ぐらいしましょう。後ろに車列ができたら道を譲りましょう。久々に通ったら、まだこの状態でした。桐生から小沼へはこの道の方が近いのですが、遠回りでも旧有料道路を使うようにします。

朝香嶺の項で、北山と血の池をセットにと書きましたが、諸般の事情で茶の木畑峠に登らなくてはいけなくなったので、血の池は別の項で。
小沼の大駐車場に車を置き北山をめざしました。どうせ道などついてないだろうと思い、薮の薄そうな所を選んで登りました。県道から既に頂上が透けて見えていますのでクマザサの中を登ります。少しの薮漕ぎで、すぐに石祠のある頂上につきました。石祠の脇に小広い空き地がありました。下から上がってきている踏み跡もありました。道、あったんですね。石祠があるんだから、ここも登る人はいるんですね。下りは薮を漕ぐことなく県道にでました。ちょうど駐車スペースの前に入口はありました。

予定では、血の池の写真を撮って、北山と一緒に紹介しようと思っていたのですが、ついふらふらと足は茶の木畑峠に向っていました。両方向から登らないと峠を紹介したことにはならないので。(諸般の事情もありましたし)茶の木畑峠から小沼への降り口と賽の河原付近からの峠への入口は判っているので後は峠まで登るだけです。おとぎの森から行くと作業道に出る手前、錆びた矢印形の道標の直前に入口があります。赤テープが2本垂れ下がっています。登ってみて、これはお薦めです。雑木とクマザサの中に刻まれた踏み跡が茶の木畑山を巻いて続いています。登るともなく緩く登っていくと先が明るくなってきます。茶の木畑峠です。おとぎの森と同系列の大きな縦書きの看板。新里村最北端と書かれた道標。静かな峠です。この道標にある小沼沼尻まで1.4km20分という標示が気になっていました。小沼までホントに20分でいけるの?行けました。作業道を通るのでしょうが、20分かかりませんでした。
沼尻にある長七郎山への道標が好きです。長七郎山0.5km 標高差100mとあります。赤城七峰への登路のうち、一番登る気になるお知らせです。
小沼の周辺は刈り払いがされたのでしょうか。天龍弁財天の手前側にも朽ちた鳥居と碑を見つけました。天龍弁財天にまたお参りをしたので、また一歩大金持ちに近づいたことでしょう。地図はおとぎの森のつかいまわしでした。(この地図まだ使えそうです)

楚巒山楽会の勇姿です。前穂高の下、明神池あたりです。左から初代会長、現会長、代表幹事です。

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