くわがらやま。新坂平から鈴ケ岳に登るコースの途中にある山として紹介されることの多い山ですが、赤城山系屈指の好展望の山で、この山だけを目的にしても、けして後悔しないことを請け合っておきます。赤城村の赤城キャンプ場から登れば周回コースがとれるようですが、そちらは年をとってからのお楽しみということにしておいて、新坂平からの往復です。姥子山の項と重複してしまうので残念ではありますが。

という訳で、姥子山からの紹介です。姥子山まではこちらをご覧ください。クマザサの林床の雑木の中を下って行くと鍬柄峠です。ササの原です。峠とうげした良い雰囲気です。赤城外輪山をこえる峠の一つで、赤城村の深山から峠を越えて大沼まで達するということですが、大沼に下って行く道は判然としません。西側、深山への道は、なんとなく、あるような。姥子峠の東側は白樺牧場に遮られていて、越えることはできないのですが、鍬柄峠は越えられるのかなぁ。
展望の良くなった尾根道を登って下って、登ると鍬柄山です。山頂はあまり広くないので、いながらにして360度の展望です。その場でぐるっと回れば、周りの風景が全部見渡せるという。とりあえずは、大沼の向こうに聳える黒檜山でしょうか。

上毛新聞社発行の「群馬の山2.」の鈴ケ岳のコースガイドに掲載された地図で、鍬柄山の北東に鷹巣山という山が書かれていました。2万5000図を見るとそれらしいピークがあります。地図を見た限りでは行けそうなのですが。

桐生の山だけを書いていると、夏場は暑苦しいので、赤城山のカテゴリも作って書き出したのですが、赤城山にも数えきれないほどの山があります。どちらかに専念しても登りつくすことはできそうもありません。夏場、桐生の山に登るほどの根性はありませんし、同じ山に二度、三度と登るのも好きだし、ま、ボチボチと増やしていこうかなと。
赤城山系では、人に知られていない山だけでなく、著名な山も紹介してしまいました。普段地味な山を書いている反動でしょうか。赤城七峰は全て紹介する予定です。
「やまの町 桐生」では、“桐生の山は吾妻山だけではありませんよ。面白い山は他にもありますよ。”というスタンスで紹介する山を選んでいます。はかばかしくはありませんが、登りがい、歩き甲斐のある山や、あっという間に登れる山、こんな山あんな山があります。『桐生の山』なのに吾妻山と鳴神山の記事がないとお叱りを受けましたが、吾妻山と鳴神山は紹介していません。

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