この項は、楚巒山楽会会長を迎えて、月一の定例山行で、花見ケ原キャンプ場から黒檜山のコースを紹介する予定でした。
黒檜山は平成の大合併によって、桐生市の最高峰となり、何と桐生市黒保根の花見ケ原キャンプ場から登れば、他所の町を通らなくても登れるのです(みどり市を通らないと花見ケ原には行けないのですが)。県道沼田大間々線の雰囲気は最高で、桐生市街から数十分のドライブで、こんな風景に出会えるとは思ってもいませんでした。
花見ケ原キャンプ場は最悪で、砂利道を利用者の車が我が者顔で走り回り、善良な登山者は撥ねてくる砂利や水を避けて小さくなって歩かなくてはいけない始末。オートキャンプ場じゃないんだから、駐車場からバンガローくらい歩けよ。管理者も駐車場から奥に車は入れるなよ。管理者と利用者はよくありませんでしたが、キャンプ場のロケーションはなかなかだったので、駐車場は利用させて頂き、次はちゃんと黒檜山に登ります。というのも、大雨で、雨の日の登山を決して厭うものではないのですが、出だしから雨具をつけて登りたくないので。

で、会長から、カサをさして気楽に登れる山はないか、というご下命がありましたので、五覧田の要害山を提案したら却下されて、じゃ利平茶屋でも行こうかということになりました。“じゃ/でも”でいったんですが、これが拾い物でした。ここも桐生なのですが、立派な滝があるんですねぇ。予め、おわびしておきます。滝の写真はありません。全く利平茶森林公園を甘く見ていました。滝があるのも知っていました。ただ、これ程とは。要するに手ぶらで行ったんですね。かさとカメラだけ持って。滝の直前で、電池が切れました。予備の電池は車の中でした。後日必ず、必ず、滝の写真はご覧に入れますので、ひらにひらにお許しください。

そのかわりといっては、なんなんですが、里見まんじゅうのお店とおまんじゅうの写真をお目にかけます。

花見ケ原から黒檜山は桐生山野研究会の桐生みどりさんがしっかりしたものをお書きになっているので、ちゃんとしたガイドはそちらをご覧頂くとして、桐生最高峰ですから、楚巒山楽会の項でも後日、紹介します。

水量の多い日だったからかも知れませんが、三崖の滝、よかったです。まずいことに登れそうなんですね、これが。シャワークライムだの、へつりだのナマいって、登った後の下降コースまで探したりして。楚巒山楽会には岩と雪はありません。いまのところ。

山崖の滝 2006/9/6 追加
やっと、やっと山崖の滝、再訪できました。写真を撮って、公園内の遊歩道を歩こうかと思っていたのですが、鳥居峠が呼んでいたのでそちらにいってしまい滝までの往復です。山崖の滝と書きましたが、三階の滝、三崖の滝と色々表記があるようです。
昭和の初めころまで、この地で茶屋を営んでいた利平さんに因んで利平茶屋と呼ばれているようです。公園の入口の不動様の辺りに茶屋があったそうです。
東屋のあるふれあい広場の奥に吊り橋があります。鳥居川を吊り橋で渡り広い遊歩道を登って行くと三階の滝入口の看板があり、そこから道は細くなります。堰堤の脇を登って行くと河原を歩くようになり突き当たりが山崖の滝です。ごめんなさい。(写真を掲載しても謝っていますが)前回の方が水量が多くて、迫力がありました。といっても、立派な滝です。何段か判然としませんが、三段以上ありそうです。滝の左側に公園内を一周できる遊歩道が付いているのですが、遊歩道は尾根を廻り込んでしまうので、滝の上の方は見えませんでした。遊歩道には危険の貼り紙がありました。古そうな貼り紙です。私の持っている平成14年発行の「野山を歩く100コース(上毛新聞社)」によれば、注意して登れば大丈夫そうです。機会があったら歩いてみます。

なんと二月も前に山崖の滝の写真をお目にかけるといっていたんですねぇ。いやぁ、月日の経つのは早いもので。やっとご覧に入れることができましたが、やっぱり梅雨時の方が滝は絵になるのでしょうか。
概念図は籠山の項で使用したものの右下を再利用しています。


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