ヒメギフチョウで有名な山です。登山道のあちこちにヨイ子の作ったヒメギフチョウ保護の看板が立てられていました。赤城のヒメと称されているようですが、ムシ嫌いな私にはチョット。これが群舞しているところを想像すると…、春には近付かないようにしましょう。
朝から結構な雨が降っていました。ほぼ完全装備を身に付けつつあるhisiyamaさんの横で、私といえばサンダルをウオーキングシューズに履き替えただけです。雨具もスパッツも車の中です。一本の傘が私の雨対策の全てです。ヨイ子はけしてマネしないように。全身濡れ鼠になっても、喜々として山を歩く。ガキンチョですね。あまり頭のイイ人間のすることではありません。
雨に洗われて瑞々しくなった雑木にガスが纏わりついています。視界がぼんやりとして幻想的です。モロコシ山も雨が似合う山でした。濡れることを厭わず、雨の日でもノンビリと山を歩いてみると山での楽しみ方が増えるかも知れません。

桐生から赤城キャンプ場へ行くには、県道敷島停車場(157)線の津久田か深山の交差点を目指します。敷島停車場線に入り、深山のバス乗り場から左折で橋を渡り、キャンプ場の道標を丹念に辿ります。小さい道標を見逃さないように。駐車場はそれなりの広さです。
キャンプ場を横切ると林道に出ます。道標に従ってモロコシ山を目指しますが、最短コースはなんと健脚向き。ゆる〜いジグザグの道(すみません、適当な日本語を知りません)を辿って尾根に出るとすぐ上がモロコシ山の山頂です。小さな山名板が立木に付けられています。雨の日でも心地よい山頂でした。晴れていればゆっくりお昼寝ができそうです。
頂上までの登山道に二カ所、ヤハズ山への道標がありました。モロコシ山から尾根づたいに行く道はないようです。道標はなかったのですが、尾根に出る直前にヤハズ山方面への踏み跡がありました。辿って行くとすぐに明瞭な尾根道になり、岩場に前途を阻まれました。テープが付けられているので、突破すると、呆気なくヤハズ山の山頂に出ました。ここにも小さな山名板がつけられています。山名板がなければ通り過ぎてしまうでしょう。山頂を過ぎるとすぐに道標があり、稜線の下をトラバースする道でキャンプ場からの道に合流します。かなり草がかぶってあまり歩かれてはいないようです。再訪、再々訪する気になるきれいな山でした。もちろん、チョウチョのいない時に。チョウチョの時期は人も多そうです。

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