なかむらふじ。きょうろどやま。旧葛生町の中村辺りから見ると、見事に富士山の形をしています。お見せすることができないのは痛恨の至りです。

国道293号線を田沼上町の信号で右折。唐沢山に向かい、栃本で左折、県道144号に入ります。直進して多田町に入り秋山川を多田大橋で渡ると田沼工業団地。突き当たりが京路戸公園、駐車場があります。

手書きの道標に従って、諏訪岳(中村富士)を目指します。多少荒れていますが、しっかりとした路です。登り着いたところが京路戸峠。駐車地は京路戸公園、多田大橋の上流には京路戸橋もあります。京路戸の地名が気になるところですが、ネットで調べたところ、中村富士の東の麓の大慈寺のサイトのご住職の日記に答えがありました。経論堂が訛ったものだそうです(それで、きょうろとじゃないんだ)。峠には、お坊様が通われた宗教施設があったようです。
田沼町の唐沢山から京路戸峠を通り村檜神社までは関東ふれあいの道になっているので、整備が行き届いています。
村檜神社に向かい、途中の道標に従って左の尾根に取付きます。ここで、関東ふれあいの道とはお別れです。短いご縁でした。
結構な急登で、高度を稼いで、山頂へ。三角点と山名標、開けた明るい山頂です。樹木が繁っていますが、東西南北、まあまあの展望。
下山は山頂から北へ、痩せ尾根の急降下。荒れ気味ですが、ちょっとした岩場があったりして、なかなか楽しい尾根歩きです。ロックガーデンへの道を分け、快適に尾根を下り、行き止まりの道標で左折。出発地の京路戸公園に戻ります。ご住職の日記では諏訪岳は諏訪ヶ岳とされていました。頂上から北への踏み跡は、最初はどうなるかと思いましたが、辿ってみると心細さが味わえる面白い道でした。

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