太田金山周辺の峰々を巡るシリーズ、第何弾目かです。太田市のサイトで長石の上に観音山があるということを知り、金山のキャンプ場から向かいました。
サイトによると“実城と二ノ丸との間の堀切を抜け、裏馬場西端から北側へ降りると、長手から延びる井戸沢と東金井から延びる大日沢が合わさる尾根に二重の堀切があります。この北西に天神山(209.9m)の烽火(のろし)台、北東の観音山(191.9m)には「坂中(さかなか)」または「北曲輪」と呼ばれる曲輪があります。坂中の実城側には二重の堀切が築かれています。なお、この天神山は高山神社がある天神山とは別の山です。この曲輪の北東斜面には「長石(ながいし)」と呼ばれる凝灰岩の柱状節理の露頭があり、”とあり、上毛新聞社発行の「群馬の山2.(てんつき)」の金山の長手溜池コースには“落葉を踏みしめての静かな山道だ。やがて右の松林の向こうに金山の頂上が見えてくると、小さな祠のある小ピークに着く。ここを下ると薮の密生した鞍部になる。”と書かれています。
太田市のサイトに書かれている天神山は、標高も違っていますが根本山のことでしょう。観音山に曲輪があると書かれているので、曲輪の上のピークが観音山でしょう。群馬の山に書かれている小さな祠は発見できませんでした。曲輪の一段下に観世音と刻まれた石塔が建ってはいるのですが。
観音山がどこであろうと、この尾根の雰囲気は最高です。雑木林の尾根にしっかりと山道が作られています。キャンプ場、遊園地、観光地に繋がってしまうのですが、どこにも出ずに、この尾根を歩くことだけを目的に歩くと、しみじみと山歩きの楽しさを味わえます。

桐生から金山の森キャンプ場へは毛里田を経由していくと近そうですが、田畑と北関東道の工事でごちゃごちゃしているので大間々太田線使用で紹介します。
大間々太田線で太田方面に向かい、石橋十字路、鳥山の信号を越え東武線の踏切を渡ってすぐに左折します。右手に桜並木をみながら進んでいくと金山キャンプ場を示す道標が左手に現れます。道標に従って右折。突き当たって左折。また道標に従って右折。道なりに進むと右手にキャンプ場の入口。駐車場は入って右です。

駐車場からは第1キャンプ場を目指します。キャンプ場の炊事場の先にこどもの国を示す道標があり、そこから山道です。幾つも道が分れますが、完備された道標に従って歩いてゆけば、迷うことなく、金山と根本山の鞍部に到着です。根本山から降りてくるとさほどのことはない鞍部ですが、ここをゴールに定めてくるとなかなか趣の感じられる場所です。広々として風通しもよく立ち去り難い思いに浸りしばし休憩。
根本山くらい登ってもよいのですが、何故かいつも足は往路をそのまま辿るようにできています。

長石は、ご覧になりたければ、止めはしませんが、案内板のイラストのようなものだと思っていくと…。ご参考までに写真は掲載しておきますが。毛里田方面に下る道も尾根道同様良い道です。最後まで歩いてはいないのですが。
金山には登ることなく、周辺を歩いています。登っても目を瞑っているので、どんな様子か紹介できません。大光院からの道、金竜寺からの道、神明宮からの道も金山に登ることなく後日紹介しようと思っています。

  inserted by FC2 system