上菱 茂倉 釈迦ヶ窪の仙人窟の如来さまへ行ってみた

hisiyama

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桐生川の菱浄水場の坂になる手前を右に入る林道茂倉線を歩く。 途中、馬頭観音が居られる。 200Mくらい歩くと林道茂倉支線の曲がり角にある標識。これから20Mも歩くと道が悪くなる。
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以前は良い道だったが、支線の終わりの広場まで道は良かったが、今ではとても歩く気になれない道になった。この灯篭の一部は釈迦ヶ窪よりはるか下にあるが、昔、おしゃか様の大祭には洞窟で博打やったそうだ。博打に負けると身ぐるみ脱がされて、フンドシで降りてきたそうだが、裸では寒いので、このような石造物を担いで降りてきたそうで、途中重たいので汗をかいて降りたそうだ。体が温まると適当な場所へ置いて帰ったそうだ。下ろされた石造物は、又、土地の人が親方から多少のチップを貰って元へ戻したそうで、まー、土地の人にも恩恵があったようだ。 釈迦ヶ窪の南にある洞窟。結構広い。今でも食料があれば暮らせる広さ。 釈迦ヶ窪の仙人窟とお釈迦様。
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洞窟内の釈迦如来坐像。元文3年ころからあるとすれば見事な仏。洞窟内なので風化や水の影響が無かったのだろう。 この灯篭には元文3年とある。
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洞窟内の和尚さんの? 仏様の体やお顔が砂のようなホコリなようなゴミで汚れてたので、束子で軽く掃除して、お顔を特に綺麗にしてきた。 洞窟のすぐ横にある滝。この上に樹が無くなってきたので、雨後や雪解け霜解けに時期で無いと滝でなくなった。伝説には、ここ釈迦ヶ窪にお風呂があって、近在からだいぶ信仰をかねてお風呂へ入りにきたのだろう。
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釈迦が窪の北側にある座禅岩(石)。以前、山研のM氏を案内したときは、素手で登って素手で降りた。自分も若い時分は登ったが。1平米の広さに座ると一切の雑念を忘れるのだろう。落ちればどうなるか? 座禅岩方向から見た仙人窟。兎に角、古い断層が縦横に走ってる。 違う角度からの仙人窟。
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仙人窟から稜線へ行く道は無いが、上がって間もなくにある炭窯のあと。桐生では珍しい、完全な形で残ってた。 稜線では紅葉の真っ盛りだった。

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