3連休でしたが、お仕事の予定があったので、密かに雨降り坊主を作って雨天を願っていました。ところが、1件は週明けに持ち越され、1件は頑張ったら土曜日に終わってしまい気が付いたら、日曜と体育の日は晴れて自由の身になっていました。

前日は赤城山の頂上付近は雲に覆われていたので、南麓の鶉山に登りましたが、本日は雲がほとんど無い晴天です。富士山が見られると思い地蔵岳を経由して、高天原をめざしました。概念図は2度目の登場です。前項の地蔵岳の項にはなかった八丁下りと四本楢平を加えました。交流の家でいただいた赤城森林公園散策図という地図に記載されていたものです。この地図にも高天原の記載がありました。

地蔵岳には何度も登っていますが、高天原は初めてです。無知蒙昧をさらけだしてしまいますが、こんな素敵な山頂があったなんて。蒙が啓かれました。頂上の伸びやかさ、広々とした感じが手ごろですといったらおわかりいただけるでしょうか。落ち着ける頂上です。地蔵岳が背中に付いていますが、展望は360度です。地蔵岳の直下なので、二階から見下ろされているような居心地の悪さは若干ありますが、人気の無さが補ってくれます。下から登っていないので生意気なことはいえませんが、私の中では赤城山No.1のピークです。

八丁峠から地蔵岳へは八丁下りを登ります。この道に名前が付いているのを知りませんでした。30分コースなどと気安く呼んでいました。ここでも蒙が啓かれました。予想通り地蔵岳山頂の手前で、富士山を望見できました。久々です。

地蔵岳からロープウェイ駅を撤去した際に作られた新品の道を下り、岩がむき出しの歩きにくい道をひと下りすると鞍部(一応)です。左に進むと熊笹のそれはそれは気持ちのいい尾根道になり、あっという間に高天原に到着です。新坂平の駐車場や鈴ケ岳方面、覚満淵、鳥居峠など、体を回転させるだけで展望が変化します。高天原と呼ばれるようになったのも宜なるかな。

別項で紹介しますが、鶉山ハイキングコースの起点と一杯清水の所在も判明して実りある山行となりました。

この概念図はこれ以上使い回しの予定はないのですが、富士見村の赤城ハイキングマップには、この図の大胡赤城線の文字の下に1422mのピークがあると書かれています。どうしましょう。

2008/10/22 高天原に山名プレート設置 楚巒山楽会の月例山行に初めて初代会長の参加をみました。山での身ごなしは還暦を迎えたとは思えない素軽さで、流石に当山岳会の礎を作っただけのことはあります。新坂平の駐車場から富士見村が新しく設置した道標に導かれ、整備したての山道に入ります。
白樺混じりの雑木林、熊笹の林床につけられた気持ち良く歩ける道はあっという間に新坂平下の駐車場からくる旧道に合流、この道が切り開かれてすぐに下ったことがあるのですが、当時から比べると市町村道が一般国道になったほどの歩き良さでした。
高天原から赤城少年自然の家への下りも刈り払いがされ、大沼めがけて下る気分の高揚する道です。車道に出る寸前で句碑の道に連結して、車道を歩くことなく新坂平の駐車場に戻れます。富士見村エライ!なくなるのが惜しい。この辺りの概念図は句碑の道をご参照ください。


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