赤城山の範疇に入れて良いものかどうか。赤城山の流れ山ということで橘山をいれてしまうと、先日アップした桐生市広沢町の琴平山や伊勢崎市の八寸権現山までもが赤城山の仲間になってしまうのですが。九十九山は富士見村の山(丘)ですから、問題はないのですが。
十二山の項でも書きましたが、橘山、十二山、九十九山は三つが固まっていますので、この二つも紹介しておこうと。楚巒山楽会が得意としている例のヤツです。

まず、橘山です。旧北橘村(現渋川市)の山です。国道17号線を渋川方面に向うと右手にこんもりとした丘が見えてきます。下箱田の信号を右折して、下箱田下河原線に入り、北関東循環器病院方面にまた右折します。右手に見えているのが橘山です。どこからでも登れそうですが、頂上の小石神社の参道が北関東循環器病院の下から登っています。橘山のすぐ下の小道を入って行くとやや広い場所があり、車を置けそうですが、病院の片隅にもおけるでしょう。
写真では落ち葉の散り敷いたなかなかの道に見えますが、実際は頂上付近まで舗装されています。頂上には小石神社があります。三等三角点もあるということなのですが、見つけられませんでした。
神話の時代、日本武尊が東征の途次、橘山の頂上の石に腰をおろし、荒れた海を鎮めるため、身を投げた愛妻弟橘姫を偲んだということです。この石が神社のご神体となり妻が恋しい恋し石が変じて、小石神社となったということです。恋し石は前橋市の敷島公園の小石神社に移され、今は小さな石祠が残るだけです。

九十九山も17号線からです。田口の信号を右折し、四ツ塚原之郷前橋線を進むと右手に小さな丘が見えてきます。古墳がありますが、もともとは山(丘)です。山に誰かが勝手にお墓を掘ってしまったので、誤解されていますが、立派な独立丘です。困るなぁ、勝手なことをされると。頂上には愛宕神社があります。入口に駐車スペース。鳥居を潜ると右に猿田彦、左に道祖神の石碑があります。
参道を登ると愛宕神社の社と三等三角点、点名も九十九山です。すぐ下に古墳がありますが、われわれ登山者には三角点さえあれば。

この辺り、まだまだ山と呼ばれている方々がいらっしゃるので、どうしようかな。

橘山

九十九山

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