「やまの町 桐生」へのアクセス数が30,000件を突破しました。ご愛読に感謝します。『楚巒山楽会のページ』から「やまの町 桐生」が独立して、丸二年が過ぎました。
ほとんどの方がご存知ないことですが、「やまの町 桐生」は楚巒山楽会のページ内の一つのカテゴリでした。何度も書いていることですが、「やまの町 桐生」は『すみれ山好会』さんの「仙人ケ岳へのご案内」に掲載された山の師と仰ぐhisiyamaさんの“この山に登るには幾つかのルートがあるが、ハッキリした道のあるのは塩の宮神社からだ。泉龍院からも行けるが、多少の山の勘の良い人向きだろう。白葉峠からも地図と磁石の読める人向きだ。小松橋の東側の山(小松山か雨降山?)から登るのも道はない。上菱の八幡宮から登るのも道はない。浄水場先のテレビアンテナのある山から登っても道はない。やはり簡単なのは一色東の入りの林道をつめて、杉林を強引に登るのがよい。ここは踏み跡がハッキリしているので簡単に稜線に出られる。稜線にでたら右(東)の方へ行くと30分ぐらいで頂上だ。左(西)へ行くと15分位で仙ケ沢(前仙人ケ岳)の山頂だ。桐生の人は小俣から登らずに桐生から登ろう。”という言葉に感銘を受けて、たちあげたHPです。

先のhisiyamaさんの文章は2004年に書かれた文章です。その後、仙人ケ岳を目指すルートは大きな変ぼうを遂げました。『すみれ山好会』さんにより、でんべい山から仙人ケ岳まで道が整備され、道標も付けられました。同会は東の入林道の終点から稜線までのルートも整備されています。
泉龍院からのコース(観音山から前仙人ケ岳を経て仙人ケ岳)は、ほとんど定番のようなコースになり、サンダルで歩き通せる程、しっかりとした踏み跡が刻まれています。小松山からも、道はあいかわらずありませんが、主稜線まで難無く達することができるようになりました。桐生から登る仙人ケ岳も楽しいですよと強く、強く主張しておきます。
「やまの町 桐生」では、入山口の紹介に止まっていましたが、八幡宮の上の八幡山やアンテナのある山からも、2007年暮れに遭難死された極楽とんぼさんが主稜線に達した報告をされていました。とはいえ、仙人ケ岳から派生する尾根は、当会にとって、まだまだ未知の、未見の道筋に満ちあふれています。

八王子丘陵(山師から八王子山脈とするようにお達しがありますが)は“かわご石”を探索するため何度となく入山し、谷筋、尾根筋をある程度は把握できましたが、実感として得ているのは、八王子丘陵も結構深い山だ、ということです。主稜線の唐沢山〜菅塩峠間にも特定できていない山が幾つもあります。

要するに、歩いても、歩いても、歩いても、桐生とその周辺の山々を歩き尽すことはできないであろうと。まだ足を踏み入れていない地域が数多く残されています。今の所、180座の紹介が済みました。今後、300座紹介しても、400座紹介しても…。ここにこんな山があるよ、この山はこんな名前だよという情報を寄せてくださることをお待ちしています。桐生の山は公共交通機関を使ってのアプローチがしにくい所がほとんどです。困難にめげずに登ってくださるようお願いします。

というわけで、今まで、ご覧くださった方々、これから読んでくださる方々、リンクをはってくださっている各サイトの管理人の方々、「やまの町 桐生」にだまされて桐生の山々を歩いてくださった方々、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

トップの写真は北八ヶ岳白駒池の畔で寛ぐ楚巒山楽会一行です。

2008年5月7日 楚巒山楽会代表幹事


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