らいでんさん。HP「安蘇の山懐から」で江川山(仮称)と紹介されている山です。江川山、気に入っていたのですが、足利の山クリーンハイクの地図には雷電山と書かれています。コース紹介でも雷電神社〜雷電山〜両崖山〜天狗山となっているので、残念ながら雷電山のようです。台一雄さんの「足利の伝説」でも本城1丁目の神鳴石(かみなりいし)の項で“足利高校の北に雷電山と呼ばれる松山があって、中腹に雷電神社があります。(中略)本殿のすぐ北に、シメ縄を張った二つの大きな石があります。大昔、大雷神(おおいかづちのかみ)がこの石にお降りになったといい、「神鳴石」とか「御座(ござ)石」と呼ばれています。”とあります。雷電神社〜両崖山まで両崖山山麓ハイキングコースとして助戸山同様の整備がされています。

紹介するコースは本城一丁目の雷電神社から雷電山に登り、未整備の踏み跡を辿り、江川町八幡宮に下山します。
出発地の雷電神社へは、足利市役所の横の道を道なりに進むか、江川町一丁目の交差点の手前を左折するかして、足利高校まで。雷電神社には駐車場があるのですが、車止めがあり進入できません。足利高校西の道路がやや広いので、路駐ということで。
青木病院の入口に両崖山入口の道標がありました。雷電山から両崖山に登ってここに降りてくるコースも面白そうです。両崖山に向かって進み、すぐ右折します。突き当たりに雷電神社の鳥居。鳥居の脇には横田千之助(足利市初の大臣経験者)が奉納した石柱が立っています。鳥居を潜り石段を登ります。結構長い石段です。この雷電様は災難除け、子供の開運に霊験があるそうです。ご挨拶を忘れずに。雷電神社の本殿の左奥に前述の神鳴石、その奥にハイキングコース起点の標柱があります。明るい山道ですが、木の階段があらわれると、結構きつい。尾根まで階段は続きます。階段を辿ると153.2mピークと雷電山の鞍部に出ます。鞍部にはフル規格の道標。倒木のやや多い尾根道ですが、道はしっかりとしています。大きな石の鳥居が見えると雷電山の頂上です。反射板のようなものが括り付けられていて少し興醒めですが、岩を背にした石祠。なんの神様か判りませんが、雷電様の奥の院ということで。四等三角点。すぐ隣のピークの方が、開けていて、お休みには適しているようです。
点名雷電神社と書かれたプレート。この辺りの山で見かけることがあります。義任山と書かれた山名プレートがありましたが、どんな意味なのでしょうか。

フル規格の道標まで戻り、153.2mのピークを目指します。ピークの手前で尾根の北側を通る踏み跡がありました。尾根通しに下る予定でしたが、そちらに乗り換えます。踏み跡は尾根のすぐ下を進み、右に配水場が見えてくる辺りで、心許なくなる部分があったりしますが、概ね良好です。左に吉祥寺の墓地と境内が見えてくると、江川町八幡宮は間近です。車道を出発地に戻ると、途中で雷電神社参道の石柱を見つけることが出来ました。尾根の道標から八幡宮まで道標やテープの類いは全くありませんでしたが、お勧めできるコースです。

2008/3/18 義任山は吉祥寺の山号でした。なんだ。2008/3/22 地元の人は「らいでんさん」と呼んでいました。

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