いわがみやま。県道太田桐生線沿い、太田リサーチパークの西側に突兀(高くはないのですが)としている山です。以前は反丸山(そりまるやま)と尾根続きで、現在とは様子が違っていたのでしょうが、残念ながら、その姿は記憶にありません。奇勝ともいうべき岩脚には八王子神社をはじめ、幾つかの石祠が祀られ、いかにも岩神山しています。赤城神社の社殿が建っていますが、偏額が左からの横書きになっていることでわかるように新しいものです。

足利の立岩山、岩神山の南にある小丸山の三山は登頂不能の山に数えていましたが、赤城神社の裏手を探ったら登れそうだったので、つい出来心で登ってしまいました。
登りは両手両足(たまには膝も)、下りは両手両足+お尻も使うという思慮分別を弁えたいい大人のすることではありません。山頂には何もなく、採石場越しに反丸山が高く聳えているのが見え、岩神山からの縦走が不可能であることが確認できたことが唯一の収穫でした(そんなの登る前からわかってるって)。
車は神社の脇に駐車スペースがあります。赤城神社の裏側が小さな谷になっていて、踏み跡といえば、いえる筋がついています。左の尾根を目指し、両手両足たまに膝を総動員して尾根に這い上がります。尾根にも踏み跡がありますが、結構な傾斜で距離の短い割に大汗をかく登りです。
ここで残念なお知らせですが、尾根筋には松喰い虫の防除作業を行なった跡が残っていました。登るだけでも大変なのに、こんな斜面で木を切り倒し、積み上げ、ビニールで覆っています。作業した方々には日当の他に危険手当てが出たのでしょうか。
山頂は雑木の広場です。採石場側は篠竹の薮、展望はあまりありません。もし気の迷いで登ろうとされる方は十分にお気を付けください。

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