てんじんやま。まみのおかれんげしょうまのもり。笠懸の天神山は2006年に20項目ほど作って、このサイトを立ち上げたときに一挙にアップしたものの中の一つです。
2008年の9月にあにねこさんから、「やまの町 桐生」の紹介のページからも索引のページからもリンクがないと、ご指摘がありました。なんと、なんとこの項は2年以上の長きにわたって、ネット上にひっそりと存在していたことになります。けなげ。幸いなことにgoogleでは検索できたとのことなので、わずかの方のお目にはとまっていたのではないかと思います。
「あにねこ登山日誌」に鹿田山丘陵と周辺を歩かれた記録がアップされて、天神山の南部に馬見岡蓮華升麻の森が作られたことが紹介されていました。この時期に歩くのは余程の酔狂人ですが、レンゲショウマの可憐な姿にひかれて、ちょっと歩いてみました。
残念なことに花は終っていましたが、天神山のもとになったであろう天神様の石祠を発見できました。
天神山の南部凝灰岩露出地のすぐ上に私人の手になる遊歩道が整備され、馬見岡蓮華升麻の森の大きな看板が二基立てられています。刈り払いも行なわれ、風通しの良くなった斜面は盛夏でも気持ち良く歩けます。遊歩道の最上部にはテーブルとベンチも設えてあります。
そこから先は地獄でした。一歩ヤブに足を踏み入れるやいなやヤブ蚊の大群に襲われました。天神様にお参りをすませ這々の体で下山しました。

以下の記述と写真は2006年4月にアップした当時のものです(若干訂正あり)。下段の写真は今回の写真です。概念図も一部書きあらためました。


国道50号線を前橋方面へ進みます。笠懸小学校前の信号を右に入ります。鹿田山を右手に見ながら直進。
西鹿田(さいしかた)信号の手前で右側に天神山を示す道標があらわれます。左側に天神山古墳群の案内板のあるところを左折します。天神山のふもとのやや細い道を直進し、Y字路を右に入ります。山に沿ってまた右折です。右側に馬見岡(まみのおか)凝灰岩露出地(笠懸町指定天然記念物)があります。トイレと駐車場が完備されています。説明板によると馬見岡凝灰岩は、新生代第三紀中新世の火山活動によって堆積した火山噴出物だということです。

右手に土の道、左手に木の階段が作られ、凝灰岩露出地の前には木製のフェンスがあります。露出地の説明板もたてられていて、ああそういうことかと納得したら、木の階段の方を登ります。露出地の上部で道は合わさりますが、できるだけ歩きやすい道を選んだ方がよいので。薮の薄いところを選んで北に向かいます。どう歩いても頂上はすぐなので、薮に突っ込むのも良いかと思います。わりとはっきりした踏み跡が左右に別れている十字路状の所に出ます(峠ですね)。下山はここの左の踏み跡を選ぶと楽でしょう。すぐに舗装道路の終点に出て、左に行けば出発点の駐車場です。頂上には三等三角点と山名標があります。172mと書いてありますが、私は点の記の174mの方を取りました。山そのものは独立丘で天神山古墳群とはこの山の140m辺りでいくつか発見された古墳のようです。

今回、牛伏山岳会さんの記事に山名標が設置されたとあったので、写真を取るために歩きました。2003年に歩いた時よりも倒木が増えて歩きにくくなっていました。

右の写真中央の女性会員は、初代楚巒山楽会会長の奥様です。左の男は代表幹事。北八ヶ岳での合宿。

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