こうじんやま。25000分の1の桐生図幅には218mの標高が記されていますが、笠懸町の地形図では216.4mになっています。何年か前の桐生地域の夕刊紙桐生タイムスに荒神山の山頂に荒神山友の会の皆さんが荒神様を祀ったという記事が載ったことで荒神山の所在を知りました。
上州無軌道庵さんのブログで新たに駐車場や案内板が設置されたのを知り、久々に訪れました。みどり市の作った広い専用駐車場だけでなく、新しく作られた西登山口には立派な赤い鳥居も立てられていました。

桐生伊勢崎線を伊勢崎方面に向かい、東武新桐生線の阿左美駅の先、笠懸東小学校入口の信号を左折します。東武線の線路の上にかけられた高架橋「あざみまなび橋」を渡り、山に突き当たって右折します。すぐに荒神山登山口と書かれた立派な案内板が目に入ります。専用の駐車場はその先すぐ。大きな看板に誇らしげに荒神山駐車場と書かれています。桐生市も山の麓にはこのくらいの駐車場を作って頂きたいものです(鳴神山の大滝口など)。駐車場の上の土建屋さんの庭先の奥に赤い鳥居が見えますが、それが荒神山西登山口の入口です(駐車した時には気付きませんでしたが)。

真新しい看板の横の階段を登ると、すぐ左にカタクリ群生地と書かれた道標(先にももう一つありました)が、荒神山友の会さんは本格的にこの一帯を整備するつもりのようです。少し行くと右にくさり場が現れます。歩き易い固い岩盤なので鎖に頼らず登ってみましょう。登りきると尾根です。左から登ってくる道は小学校横の鳥獣保護看板の裏から登ってくる道です。コースは荒神山手前のピークは巻いてしまいます。この辺りから左手の綺麗な谷に降りてゆく踏み跡が気になっているのですが。荒神山と手前のピークの鞍部に西下り口と書かれた道標がありました。今までになかったものです。下ってみるとまだ若い道ですから、ちょっと歩き難いところはありますが、谷の中の綺麗な道です。下りきると荒神と書かれた赤い鳥居がたっています。直接荒神山を目指す表参道ともいうべき道でしょう。次回はこちらから登ってみたいものです。荒神山西登山口と書かれた道標もありました。

で、山頂です。荒神山の野鳥と書かれた大きなボードが目につきます。みどり市と荒神山友の会の連名になっています。雑記帳を入れたポスト、荒神様の石祠、新しい山名標、何よりも浅間山の展望です。切り拓かれたことにより榛名山を従えた浅間山が大きく望めます。何となく雑駁な、大雑把な感のある山頂であまり長居をしたことがないのですが。
雑記帳に荒神山友の会の人が山頂に東屋を建てると書かれていました。それはやめましょう。ベンチにしてください。ベンチがあれば寛げる空間になるでしょう。雑記帳は子供たちの落書きノートになっていました。東屋なんかを建てたら落書きのキャンパスになること請け合いです。東屋を建てるくらいお金があるのだったら、手前のピークに名前を付けてください。

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