ななついし。シリーズ化された赤城山の流れ山の第何弾目かです。産泰神社の明神山や石山観音の石山のような巨岩の堆積ですが、規模においてやや劣ります。巨岩の堆積が認められるのはこの三ケ所だけかも知れません。
巨岩の堆積の頂部には雷電神社の石祠があり、巨岩の前には拝殿と思しき建造物があるので、ここはあきらかに岩そのものがご神体です。岩の頂部からは赤城山が望めます。

国道50号線を進み、赤堀西久保の信号で斜に、前橋西久保線に入ります。西大室の信号を右折、深津伊勢崎線を進み、大室古墳公園を過ぎ、大正用水にかかる深津橋を渡ります。坂を登ったところで左折、工場と工場の間の狭い道を走り、緩く下って左折、また登って左折、あかつきの家の手前右側に石の鳥居が見えます。道筋がわかりにくいので、あかつきの家を目指すとよいでしょう。あかつきの家の道標は苗ヶ島飯土井線にも立っています。小さな神社ですが、粕川の人はだいたいご存知のようで、あちこちで道を尋ねましたが、方角だけは皆さん教えてくださいました。駐車は路肩しかないのですが、あかつきの家は路駐を嫌うようです。ご注意。
鳥居を潜り、杉の並木の参道を進むと、拝殿(といっても屋根だけですが)越しに巨岩の堆積が見えてきます。不思議な光景です。巨岩は当然七つ以上あり、高い所に雷電様が鎮座しています。祠には雷電神と刻まれた小石が置かれていましたが、これがご神体? 雷電様にお参りしてから、失礼のないように巨岩に登ります。荒山と地蔵岳が中央に配された赤城山の姿が望めます。拝殿の佇まいと巨岩の様子がなかなか心に響く場所です。杉木立が山の下まで伸びているので以前はもっと長い参道があったようにも思われます。はじめは雷電様をお祀りした場所ではなく、ここも雷電神社は後づけで、赤城山を遥拝していた場所なのでしょうか。荒山の浅間様なり、地蔵岳のお地蔵様を遥拝していたんだけど、赤城の裾野は雷がよく落ちるので、ここは雷電様を勧請しようかと、そんな感じで雷電神社になったのかしら。
産泰神社や石山観音は巨岩の周りに幾つも石祠や石碑がありましたが、七ツ石には雷電神社の石祠があるだけでした。
三等三角点は発見できませんでした。拝殿と七ツ石の撮影は妻です。

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