さいほうじざわ。けして、けして忘れてたわけではありません。2006年の6月に水源を探し求めて、くまさん(の影)に怯えて、お家に帰ってしまってから、ずと、ず〜っと気にかけてはいました。2007年に大形山に登った途次にも水源近くを通ったので、探してみたりしました。

あ、あにねこさんがいっている。あにねこの登山日誌の『西方寺沢〜柄杓山城跡』に水源の写真が掲載されていました。私が柄杓山にお花見に行った同じ日に西方寺沢から柄杓山に登られていたようです。私は柄杓山だけです。

林道岡平線を進み、直立した名水(以前は傾いていました)の道標の辺りの路肩に駐車し、作業道に入ります。きれいな沢沿いの道ですが、沢に杉の木が捨てられています。
左から沢が合流してくる三叉路で右に。右が西方寺沢本流です。補強された丸木橋を渡ると、作業道は消えますが、沢の左岸(向かって右です)の踏み跡を辿ります。踏み跡は消え、やがて沢の中を歩くようになります。振り返るとなかなかの展望。
沢筋を進み、左にはっきりとした踏み跡が見え、その先で沢はガレの中に消えます。探し求めていた水源です。もしかして、水の少ないときに来ていたかも。飲んでみました。うまい。す〜っと喉を通ります。水の流れる音しか聞こえない静かな一時です。
鍾乳洞は?沢の源で、水を味わっていると、ゴボゴボ水が湧き出す音が聞こえます。先ほどの踏み跡を辿り、作業道に出ると、ここ、来たことがある。柄杓山からここまで辿りました。大形山の項をご覧ください。作業道におかれた石に赤い矢印が書かれています。指し示す方向は薮の中。手強そうな薮です。もしかしてこの先に鍾乳洞が、西方寺沢の本当の水源が、と思いましたが、戒律に定められた薮漕ぎはしない日だったので、これ以上の探検は断念しました。ま、あにねこさんと山師のhisiyamaさんと同じ写真が撮れたので、西方寺沢の水源はここということで。
帰路は滅びかけた作業道の薮の中を戒律に背いて突き抜け、一尾根越して萱野山の下から岡平に続く作業道に出ました。錯綜した作業道を下り、無事駐車地に。
下の写真、水の沸き出しは湧き出しの誤りです。

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