2007年には桜が咲かず、どうなるか心配していた城山の桜が咲きました。2007年4月17日付けの桐生タイムス紙には“640本のソメイヨシノが山いっぱいに咲く姿が春の風物詩として愛されている桐生市梅田町の柄杓山が今年はおかしい。4月も中旬になり、とうに見ごろを迎えていいはずが一向に色付かない。それどころか、大半がもう葉桜になっている。つぼみの数が著しく少なかったためのようだが、詳しい原因はわかっていない。”と書かれていました。植物に詳しい市内の男性の談として、「花芽の少ないところにもってきて、2月の暖かさと少雨が響き、つぼみが育たなかったのではないか」と続けて“来春、柄杓山が再び美しい姿を見せてくれるのかどうかが気になるところだ。”とむすばれていました。
私の住居の窓からは城山が一望できます。冬枯れの山がピンクに染まり、淡い緑になっていく移り変わりを見るのを毎年の楽しみにしています。ところが、2007年は4月なかばに少し紅く色付きかけただけで、そのまま緑の山になってしまいました。桐生タイムス紙同様、気になっていたのですが、今年は見事に咲いてくれました。

現在、城山には梅田丘陵登山森林レクリエーション基地と冠された遊歩道の案内板が6枚(5箇所)設置されています。コースの設定が従来の城山駐車場から三の丸に向かうのではなくて、麓から登って二の丸を経由して山頂に至り、坂中曲輪を通って日枝神社に下るというちゃんとしたハイキングコースになっています。車使用の場合には逆に日枝神社から登ると日枝神社に駐車が可能です。コース上に道標の類いはありませんが、迷うことのない道です。城山駐車場に車をおいて山頂を往復するよりもずっと山歩きの気分に浸れる道です。一応バス停からバス停を結んでいます。

で、極楽とんぼさんの慰霊碑を本日(2008年4月20日)、設置予定の場所まで運び上げました。楚巒山楽会名誉顧問(木工房ばおばぶ/軽井沢)に作成を依頼したのですが、当初の話では10キロ程度の重さになるということだったのに、腕によりをかけてくれたのか、完成品は倍の重さになっていました。20キロの重量は、ここ何十年も背負ったことがありません。10キロなら大丈夫だと、一人で担いで行くと宣言した手前、どうなるかと思いましたが、背負ってみたらなんとかなりました。尤も一人ではなく、桐生山野研究会の桐生みどりさん、hisiyamaさんにも分担して頂きましたが。
20キロの重量を背負うのは、生涯これが最後だと思いますので、記念の写真を末尾に掲載します。
写真の三の丸は全て二の丸に訂正します。

慰霊碑担ぎ上げプロジェクト

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