鳶山

*姥穴山から雷電山の周回の余勢を駈って鳶山も一気に征服してしまいましょう。
代表幹事の紆余を知っているのでここはあっさりと作業道から登り始めます。駐車は県道の庚申塔のあたりでスペースを探して。交通の邪魔にならなきゃいいんじゃないかなあ。

小さな横山坂の児童公園の先を左折、巾の広い作業用の道はどうやら太陽光発電のためのものらしく、巨大なパネルが並ぶ鳶山南斜面は遠くから見るときらきら輝いているはずです。
九十九折れの作業道は途中丈の低い笹道になりますがすぐに砂礫の作業道に戻り、ふり向けば真っ白になった枯芒がやわやわと陽を跳ね返す向こうに八王子丘陵が長く伸びてなかなか眺めがいい。作業道終着の小広い空地からは左のピーク目指して果敢に薮に突入しましょう。天辺はすぐそこに見えているので迷うことはありません。

枯木の中に松が一本鮮やかに緑を広げているところが四等三角点のある山頂、210m(ほぼ)です。ここには楚巒の山名票がついていた赤い紐と金具が残っていて、草の中ですっかり字の消えた元山名票を発見、回収しました。
桐生みどりさんがしみじみと桐生百山の看板を作ろうか、なんて言い出し、なんでも来年桐生タイムスでこの百山がひょっとしたら取り上げられるかもしれないのだとか。もしそうなったらやはり番号付きの山名票はあった方がいいかもしれません。当会のぺらぺらなものじゃなくもう少ししっかりして長持ちするものが出来ればいいのだけど。

山頂からは木立の向こうに桂山がぽこんと見えて、アタシノ桂山はどこから見てもなかなか姿のいい山ではありませんか。枯葉の中に座り込んで南を眺めれば渡良瀬川を挟む桐生の家並とゆったり長い八王子丘陵、もう少し枝を払えばなかなかのビューポイントになりそうです。
ここから北に199mピークを越えて桂山へと稜線は続くのですがネットの記事を読むと薮は深そう。でも真冬のこんなにお天気がいい日なら歩いてみてもいいかもしれないと、喉元を過ぎちゃえば熱いものを忘れてしまう筆者でございました(ひとりで歩けないくせに迷惑な奴!)。

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横山坂そばの庚申塔と聖観音(かな)
芒原の向こうに八王子丘陵
行けるとこまで作業道を辿る
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最後は薮をかき分けて
三角点があります、えへん
樹間の桂山は姿がよろしい

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