横隈山(よごがいさん 北秩父/594m)  

代表幹事

2006年の楚巒山楽会の総会のあと、久々に初代会長と山登りをしようということになった。参加予定者に埼玉県在住者が多かったので、埼玉県の山に登ろうということになり小川町の仙元山などが候補に上がったが、今まで足跡を残していない地域が良いという意見が強く児玉町と神泉村の境にある横隈山が選ばれた。宝登山、陣見山、城峯山などは登っていたが、横隈山とこの周辺は会員の誰も足を踏み入れたことのない場所だった。4人で登る予定だったが、初代会長他1名が直前になって、取り止めたので、会長と私の2名で決行した。だったら桐生の山で良かったのだけれど、せっかく決めたことだし、知らない地域の知らない山というのには、けっこうそそられるものがある。
登ろう登ろうといっていながら、初代会長が山登りに復帰したのは今年の総会だったから1年も経ってから約束が果されたことになる。

国道140号線を進み、長瀞市街の手前で前橋長瀞線に入り道なりに、いろは橋へ。いろは橋からは狭い道を行き、平沢の集落を過ぎ行き止りの浄水場まで。道標と駐車スペースがある。
児玉山の会さんが設置した道標に従い、小広い登山道で平沢峠に向う。平沢峠には古い石の道標があり、確かに峠らしいのだが、南北に走る尾根には踏み跡があり、住居野(すもうの)峠と、横隈山には行けそうだが、峠を乗っ越して行く踏み跡が見つけられなかった。
尾根道を北に向うと茶畑への分岐を分け、水場の先で林道が迫ってくるのが見えてしまう。神泉村の方からくれば横隈山は山頂直下まで、車で入れるのかも知れない。見なければ、林道などないのと一緒だから、見なかったことにして、横隈山をめざす。林道から僅かで空が開け、展望の良い、石碑のある頂上の一角に着いてしまった。林道には車をとめるスペースもあったようだ。見えない。見えない。林道さえ気にしなければ、雑木林の中を緩く登る尾根歩きで、人にあうこともない気分の良い道だ。頂上には山名標柱と三角点があったが、展望はない。石碑のある展望スペースからは神流湖や赤城、榛名を望むことができたが、眼下のゴルフ場の中にある円錐形のちょっとした山が気になって仕方がなかった。

  

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