とつかやま。行かれた方が、ここは山じゃない、神社の境内だといわれればそれまでの山です。楚巒山楽会では自己申告を大事にしていますので、鳥居の額や石柱に十塚山と書かれていることを最大限に考慮して十塚山を山であると認定しました。足利市の白図では戸塚神社となっています。いわく因縁のありそうな山名ですが、ありようはお稲荷さんです。

この山は、ここのところちょくちょく拝見している“GD OF FIRE 足利の神社仏閣”という、足利と周辺の神社を数多く訪れているブログで見つけました。足利市だけでなく佐野市や太田市などの神社も書かれているのですが、桐生市の神社はありません。桐生市の神社も訪れていただけるよう切にお願いしておきます。
私のように、西は西桐生(上毛電鉄の終始点の駅/登録有形文化財)から東は東足利(国鉄時代の両毛線の駅/山川町)まで、ありとあらゆる山を歩いていると山のサイトやブログでは目新しい山を発見することができません。古墳、神社仏閣、石仏系の方々のお世話になっている今日この頃です。当サイトはどんなに低い山(岡)でも自然のものだったら山としてとりあげています。人が盛り上げて作った古墳は山と名前がついていても山とは認めていません。そこら辺の見極めは古墳関係のサイトを見ないと判断できませんので。
まっとうな山歩きをされる方々からは見離されそうですが、たまには普通の山も登りますので、ど〜か、長い目で見守ってやってください。

足利市のトンネル通りを進み、袋川にかかる大月橋を渡ります。信号で右折。直進すると大規模商業施設に入り込んでしまうので、ご注意。大規模商業施設の先で左折して山に向って進みます。山にかかる手前で今度は右折。坂を登り切る辺りの左に石垣があります。石垣の前に駐車できます。
石垣の左の石段を登ってゆくと石の鳥居があり、額には十塚山と刻まれています。鳥居の手前の石柱にも十塚山の文字。これで十塚山に登っていることを納得されるはずです。登りついた平坦地からは天道山と大月山が望めます。風の吹き渡る格好のお休み所ですから、ぜひ一息入れて周囲の山々や足利の町並み(すぐそこにありますが)の展望を楽しんでください。
鳥居を潜り、石段を登ると十塚山の山頂です。山頂にはお稲荷様のお社があります。だから神社の境内だって。そんなことはありません。だって鳥居が朱塗りじゃありませんもの。(強弁が過ぎるでしょうか。)お稲荷様に失礼がありましたらお詫び申し上げます。

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