つるやま。です。かわら山の項で紹介済みなので、あらためて項をたてるナニはないのですが、先日、天狗山に登った際に、「天狗様からのプレゼント」を頂いてきたので、ついうれしくて、福のおすそ分けです。
序でに、天狗山の謂れも麓に住まいされている方に聞くことができましたので、それも。
天狗山と呼ばれるからには、天狗に関する伝説の類いがあるのではと、幾つか文献をあたってみたのですが、発見できませんでした。天狗が住んでいたから(いるから)天狗山なのではなく、南面から見ると天狗の顔に見えるから天狗山になったということでした。見立てだったんですね。紫山も山がムラサキで紫山だし。
天狗山の謂れがわかったら、かわら山はどうだ、鶴山、須永山はどうなっているということになりますが、観音山だけは下に子安観音堂があるからだろうということは察せられます。他の三山については、宿題ということで。

足利の天狗山から派生した尾根が、通7丁目の切通しに向かって降りて行きます。天狗山の会が作成した案内図には、かわら山(201.2m)、鶴山(159.7m)、須永山(150m)、観音山(132.2m)の山名が書かれていますが、立てられた山名標でそれと判るだけで、顕著なピークではありません。尾根があまり広くないのでそれなりの展望はありますが、登りでも下りでもウカと通り過ぎてしまいそうなピークたちです。(標高は足利市の一万分の一地形図から)

鶴山から、かわら山に向かって下って行くと鞍部に道標があり、第一中学と書かれています。この尾根から西宮町に最短距離で下れるルートです。つづら折り(かわら山北の下山路)や天狗谷(天狗山東のルート)は、楽だったり、綺麗だったりするのですが、この道は早く麓に下りられるだけが取り柄のようなルートです。

で、下の写真をご覧ください。薄い木の板で、表は足利 天狗山と墨痕麗しく書かれ、バックに朱で天狗山のスカイライン、裏は焼き印で福天狗と天狗様の団扇。全て手作りです。ありがたいことです。苦節10年、ついにお札を手にすることができました。

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