小沼と長七郎山周辺の紹介が続きます。概念図も堂々三度目の登場です。長七郎山から伸びてきた外輪山の尾根が小沼から流れ出る粕川により浸食され、断崖絶壁を形づくりその下部に深い滝を作り上げました。楚巒山楽会の会長の夏休みの一日、解明できた茶の木畑山と北山の登路のご案内と滝見物を行ないました。
北山と茶の木畑山に山名プレートを設置したのですが、カメラに装着したメディアの不調で写真は後日ということで。

平日だったので、スカイボルトラインを通って小沼畔の駐車場へ、先行車も対向車もなく快適なドライブでした。牛石峠の辺りを通過する度に銚子の伽藍方面への道を探しているのですが、未だに発見できません。(乗車したままなので見つからないのは当然か)

小沼の周回路を長七郎山に登るというあさひ保育園のよいこ達に混じり歩きました。会長と私は天龍弁財天をお参りしましたが、よいこ達には教えてあげませんでした。おとぎの森を抜け、茶の木畑峠への入口に茶の木畑はこちらの案内板を取り付けました。茶の木畑山の山頂の岩に刻まれた×印を確認し、山名プレートを取り付けた会長は感慨深そうでした。茶の木畑峠から横引きの尾根を西に緩く下ってゆきます。つつじケ峰の分岐を分け鞍部まで下ると右、銚子の伽藍への道標があります。鞍部から狭まった尾根を登り返すと、親子亀と呼ばれる岩が立ち塞がります。看板が付いていますし、親亀の上に子亀が乗っているように見えるとしておきましょう。ここは右に道がついています。少し行くと岩上で道はなくなっています。長七郎山や地蔵岳から見える銚子の伽藍の岸壁の突端です。会長と交代で下をこわごわ覗きましたが、ガスがかかっていて何も見えません。対岸も見えません。ただただ高い所の先端にいることは実感できます。晴れていたら覗くこともできなかったかも知れません。おしっこもちびっていたことでしょう。それほど急激に落ち込んでいました。鞍部に戻り、銚子の伽藍へ急降下していく道に入ります。ここのところの雨で、大きな沢音が聞こえてきます。左岸に降り立つと左側の壁が大きく崩れています。赤茶けた岩から水がしみ出ています。粕川の流れは来るときに見た小沼の水が濁り切っていたので触れる気にはなりません。しみ出る水をちょっとなめてみました。ゲ、鉄錆の味だ。会長も、ゲ。だから不味いっていってるのに。粕川が岩の中へ音を立てて流れ込んでいきます。ここも覗くと恐い。涼やかな風が吹き渡っています。水量が多いと滝も迫力を増します。これは私の拙い文章やデジタルカメラの写真などでは到底紹介することは不可能です。是非是非ご自分の足で到達して、ご自分の目でご覧ください。一見の価値はあります。小沼からの往復なら楽なコースです。
河原から尾根への登り返しはちょっときますが。

牛石峠から右岸の岩壁への道があるようなので、右岸の突端からも銚子の伽藍を見下ろして見たいし、滝の下がどうなっているかも興味がわくところです。岩の中を通った水が出るところはどうなっているのでしょう。眺めることのできる場所はないのかしら。

概念図は四度目、五度目の使用ができるように左側にゆとりを持たせました。間違い探しのようですが、全てマイナーチェンジをしています。手抜きではありません。

2006/8/28 北山、茶の木畑山、東展望台の写真を追加。東展望台は会長の撮影です。茶ノ木畑峠入口に道標設置。北山、茶ノ木畑山に山名プレート設置。

写真は奥武蔵小高山 左名誉顧問、右代表幹事

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