6000分の1の桐生市現形図のNo.60の中に、不思議な名前を発見しました。姥穴山から南下する尾根筋に御兵様と書かれています。315.9mのピークで山頂には碑のようなものがあるようです。
地図を提供してくださったhisiyamaさんと探索に出向いたのですが、白葉峠から姥穴山までの道筋を少し離れると、薮が。夏向きの山ではないようです。
桐生市基準点のNo.81のピークは姥穴山手前の超急登の斜面の手前で、左手の尾根の微かな踏み跡を辿ります。新ハイキング誌422号に掲載された、桐生山野研究会のAさんの記録(同行者hisiyamaさんご夫妻)では、小俣の城山を訪れる途次、ここでお弁当を使われたようですが17年経つと雑木に覆われたピークに変貌していて腰をおろす気にはなれません。倒木の彼方に赤城山が遠望でき、至近に姥穴山が望めるピークなので下草の刈り払いをすれば、結構なお休み場所になりそうです。

訪問箇所が4箇所なので話があちこちしますが、hisiyamaさんの「真直ぐいきますよ」のお声で鞍部から御兵様を目指しました。斜面をトラバースして御兵様にのびる尾根に直接取付く目算でした。繁茂期にさしかかった薮の急斜面を辿るのは、わたしには荷が勝ち過ぎるので、尾根に辿り着いたところで勘弁して頂き、武尊大権現にお参りして姥穴山の山頂に逃げ戻りました。ホントに真直ぐ行くんだもん。帰宅後、hisiyamaさんから「あと2段下れば御兵様だったと」電話をいただきましたが、その2段がなぁ。次に目指すときは、ちゃんとハイキングシューズを装着して参加しますので、今日の所はこのくらいにしておいてください。ゴルフ場内の通過が可能かどうかは不明ですが、姥穴山頂の御嶽山大神への参道がこの尾根にはつけられていたようです。数多くの石祠や石造物があるということなので、下から辿ってみたい尾根です。御兵様の名前の由来も調査中です。

姥穴山から鳶山へ向かう尾根を緩くくだっていき、わずかに登ると桐生市基準点No.82があります。81は倒木と雑木に埋もれていましたが、こちらは露出しています。
以前、姥穴山の山頂にあった小さな山名標と鳶山を示す道標が失われていました。歩いたことのない私には山名標はともかく、鳶山を示す道標はつけられません。姥穴山の項にも書いておきましたが、いつかは歩いてみたいのですが。
これもいつかはになりますが、白葉橋から白葉峠までの旧道も辿ってみたい道の一つです。旧道であったかどうかは検証できないのですが、白葉林道の杉林の中に作業道のようなもの、白葉峠からは谷側に下ってゆく踏み跡があります。これが繋がれば菱から白葉峠まで車道を歩かずに登れます。旧道は白葉橋の袂の石祠の所を通っていたようです。

この尾根筋、落葉期にしか歩けないと思っていましたが、緑の濃くない頃もなかなかでした。実際に到達していない山を書いてしまうのは乱暴ですが、御兵様という変わった名前を紹介したくて項を作ってしまいました。

もちろん、ツー ビー コンティニュードです。

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