高峰高原から湯の丸高原には、短時間で登れて高山気分の味わえる山がたくさあります。もちろん標高も2000mを越えていますから立派な?高山です。登山口の車坂峠、池の平、地蔵峠には広い駐車場もあり、軟弱ハイカーには強い味方となってくれます。

篭ノ登山(かごのとやま)は山の世界では有名人で、当サイトで紹介するまでもないのですが。岩屑で覆われた山頂はアルペンムードたっぷりだし、水ノ塔山へ赤ゾレを通っての縦走は岩稜を行くという勇ましい形容のできる割には、危ない所はありません。篭ノ登山はもとは“加護の塔”と呼ばれ、宗教的由来がある名前だということです。水ノ塔山(みずのとやま)はどうして水ノ登山にならなかったんだろう。

国道18号線をゆき小諸でチェリーパークラインに入り車坂峠へ。車坂峠から湯の丸高峰林道へ。未舗装の林道ですが、荒れていません。2006年の8月に舗装された三境林道で左前輪をバーストさせ、生まれて初めてタイヤ交換をしましたが、ここは心配無さそうです。

池の平入口の駐車場から、三方ケ峰に登ると隔離されたコマクサを見ることができます。動物園じゃないんだから、花は自然に見たいね。日本人のマナーとかモラルはもうないんだね。
初めて池の平を訪れた時、「湯の丸・高峰 高原の花」を書かれた柳沢家門さんにお会いしていろいろな花の名前を教えていただいて、その時の花はけっこう覚えているのですが、それ以後知識は増えていません。

駐車場からクマザサとカラマツの中を登っていきます。高峰山のカラマツは植林されたものですが、こちらは自然林だそうです。岩混じりの道が岩だけの道になるとロープの張られた道を辿り頂上へ。いつ登っても風が強く感じられる頂上です。殆ど岩だけの頂上に一等三角点と山名プレート。標高差にしてわずか15m低いだけの西篭ノ登山がかなり下に見え、赤ゾレの先には水ノ塔山、その先に大きな浅間山。遮るものがないので360度の展望です。浅間山は見上げますが、湯の丸山、烏帽子岳、高峰山、水ノ塔山などは見下ろすことができて、なかなかです。

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