峠道を歩き鞍部についた時の開放感、峠で一息入れてから尾根を辿ってピークに向かう。山歩きの王道だと思っています。『やまの町 桐生』でも幾つもの峠を越えてきましたが、駒見峠は好きな峠の一つになりました。
このページで峠を紹介する時は両方向から峠に到達した際に項を起こすように心がけています。『○○峠越え』と冠した時に始めて峠道の紹介となります。駒見峠は勇気があれば、前回駒見山を紹介した時に三本木集落まで下り駒見山と同時に紹介できたのですが。当時は駒見峠の西、三本木方面への下りが薮に覆われていたので、明るい川内方面にだけ下りました。

2008年初の月例山行で、楚巒山楽会会長と小平から駒見峠にいたり、高倉山に登り、林道に下りました。高倉山は別の項で。
川内から山越えをするか、国道122号線で福岡大橋を渡るかして、県道小平塩原線に入ります。駐車地は親水公園か小平の里がよいでしょう。
八王子山の麓を通り三本木集落の最奥に向かいます。八王子山は当会推奨の小山です。是非。
最奥の人家を過ぎ、小平の配水場の前を右に。時折あらわれるテープを拾いながら、沢を外れないように歩いてゆくと、古い山道の下に出ます。作業道として作られたのでしょうか、今ではあまり歩かれていないようです。駒見峠越えの道は、川内側も大間々川も旧来の道は失われてしまったようです。尾根が近付いてきて、直登したくなるようなところもありますが、峠道は508.5mピークの北側にいたります。最鞍部に至るまで山道を辿りましょう。『群馬の峠』では、駒見峠の標高は480mとされています。明るい気持ちの良い鞍部です。雑木に風も遮られ、冬の日だまりハイクにはもってこいの峠です。登って下りて、下りて登っての峠越えもできそうです。

川内側に下ると石祠や道祖神など、古くから人とのかかわりがあった縁(よすが)がみとめられるのですが、大間々側では、見つけることができませんでした。古い山道と書いた道は大間々町の1万分の1地形図に破線で現わされていますが、三本木集落の北側から始まる道なので山仕事で使われていた道だと思います。峠道としては我々が辿った道が昔の道に近いと思うのですが。川内側同様あまり深くない谷なので、日常、無理なく歩ける道であったと思います。

下の写真下段左は、当会会長の後ろ姿です。

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