山歩きを再開した時に、根本山には2005年の6月12日までにぜひとも登りたいと思っていました。お気付きの方がいらっしゃるかも知れませんが、その日までは根本山は桐生市で一番高い山なのです。6月13日からは合併によって赤城の黒檜山が桐生市最高峰になるのです。

このページをご覧になってくださっている方は、お気付きかと思いますが、ガイドブックやサイトでよく紹介される山についてはあまり書いていません。吾妻山に関してはほとんど書く気がありませんし、仙人ケ岳も直前まで書いておいて、続きは書いていません。茶臼山に関しては筆が滑ってしまい(キーボードを叩く指か)、書いてしまいましたが、根本山も今さら私のページで取り上げなくてもとの思いがあり、紹介のページに載せたままでした。索引を作ってみると、根本山がトップに来るので、根本山の項を作らないと形にならないかなと思い、幸い、あまり書かれていない、というか、ばかにされている、中尾根を登った写真があるので、中尾根を登り十二沢を下るコースを紹介します。中尾根はいいですよ。このページは、登った日付けやコースタイムなど一切書かないスタイルでやっていますが、根本山に登った日付けだけは書いておきたいと思います。2005年の6月7日に登りました。6月5日にも妻と石祠のピークまで行ったのですが、不意の雷雨で引き返していました。

例によって、ご発注元の目を盗んでの登山です。サンダル履きですが、根本山なら登山といってもいいでしょう。登山口の案内板にも代表幹事の気を良くさせる記述があります。曰く十二沢のコースはけもの道程度で、非常時の避難コース。へっへっへですね。そんな道をたった一人でサンダル履きで踏破しようとは。それ程のもんじゃないです。無事降りてきてこんなことを書いているんですから。
駐車場所は三境林道の合流点と不死熊橋のたもとの2箇所ですが、山を登るホドの人は三境林道の合流点に駐車しましょう。橋のたもとに停められると写真撮るのに邪魔だし。山なんだから、こんくらい歩きましょう。
不死熊橋を渡り林道を直進です。指示に従い左折。作業道を進み今度は右折。尾根に出るまで植林帯の急登ですが、尾根に出るといかにもお休みくださいといっているような倒木に出会います。格好のベンチです。当然一休み。皆さんが下山専用にお使いになるからでしょうか、道はしっかりとしていてとても歩きやすい。展望はほとんどありませんが、石祠のある小ピークもお休みには最適。十字路または四ツ辻といわれている地点でも一休み。左は根本山神社、右は根本山を巻いていく不心得者の通る道。根本山の山頂も展望のない静かなピークです。いい山頂です。
山頂から下っていくと、道は平坦な明るい尾根道になります。十二山神社でお参りをして、なおも気持ちのいい尾根道を進むと左に氷室山方面の道を分けます。って、まいてしまいましたねぇ。気持ちのいい道だからって、なんも考えずに歩いているとこの体たらく。当会の今年の目標は根本山ですから十二山はその時に。立派な指導標に導かれて、十二沢方面へ。最初はわかりやすい道がだんだん心細くなって、桟道も崩れ、けもの道に桟道があるはずもなく、けもの道だとしたら、スペシャルリザーブゴールデンなけもの道です。いままでの道はハイウエイです。よく踏まれた道で、ところどころ悪い所はあるにせよ、作業道から林道へと辿れます。ただ林道歩きが長い、熊鷹山から降りるのと比べれば半分ですが、それでも長い。こんな時はサンダルで来て良かったとしみじみ思えます。

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