繁茂期にならないうちに登っておきたい山が幾つかありました。念願だった川内の和田山に足跡を残すことができ、次は八王子丘陵の縦走の最後に残された菅塩峠〜籾山峠の間を歩いてみようかと。草木も芽吹く(丑三つ時になる)前のつもりが、すっかり薮山になっていました。
縦走は、別の項で書きます。はじめは籾山峠から再び山道を通って菅塩峠に戻る予定でしたが、若葉に覆われた道を戻る気にならず、限界だ。限界効用低減の法則だ。などと訳の判らないことを理由に車道を歩いて菅塩沼まで歩いて戻りました。
里の道を歩くのは良いものです。今回も愛宕山を発見することができました。疲れるけど。

籾山峠から太田方面に下り、惟喬親王宮の鳥居の先のT字路を左折します。ゴルフ場にそって下り切ったT字路は直進です。車の通行できる道ですが、蛇に注意と書かれた黄色の看板が目につきます。ヘビの絵の下に上州太田ビオトープの里と小さく書かれています。えぇ〜っ。もしかしてこれが西長岡の〜っ。ビオト−プの里では“強戸北部に広がる八王子山系の自然の保全・復元・創造を目的に事業が行われている”ということです。これって、もう滅びかけていますけど。ゴルフ場と車道に挟まれたせせこましい場所で“自然の保全・復元・創造”おこなわれているなんて。知らなかった。春先にこのうらぶれた光景は。菅塩沼に作られたトイレと同一のものが駐車場に作られていました。

駐車場の脇に鳥居があり、鳥居を潜って山道がついています。山に向かう道は何でも試してみるのが、楚巒山楽会の行動規範なので、ゴルフ場の立入禁止の柵を乗り越えて登ってみました。ビオトープの里の駐車場から道がありましたが、鳥居を潜って登りたいものです。
鳥居には浅間神社と書かれていたので、浅間山かと思って登ったら、愛宕山でした。改修記念碑に“風光明美な愛宕山の地に浅間様を勧請した”というようなことが書かれていました。神社の近くまでゴルフ場の駐車場が迫っています。麓には訳の判らない亡びかけた公共施設。勧請された浅間様は…。

上州太田って言い方、ちょっと恥ずかしい。ヘビの絵だけでちゃんとした看板をつけないのも怪しい。
駐車場、営業かなんかで外回りやってたら、絶対お昼寝場所にする。

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