忍山上流残間峡“ガクラクボ”を行く

 hisiyama

残間山神社の奥の院の礎石 今では多少の石垣とトタン板一枚あるのみ。 現在の鎖と鉄梯子 上に見えるアルミの梯子とロープは20年くらい前、現在の物と同じく梅田のΟさんがつけた物。鎖場の距離が以前より短くなったようだ。あと20年もすれば土砂や木に埋もれて解らなくなると思えた。 約20年前の写真 この頃は記憶では鎖に掴まって恐怖で渡った。距離は現在の2.5倍位の距離と思う。
ちなみに、この滝に山田郡誌にある紫雲の滝の名称をつけた(紫雲の滝の場所が特定できないので)。

反対斜面からだと緩い傾斜の梯子だが実際は下を見ると垂直で落ちれば水の無い滝壷へ落ちイッカンのおわりでしょう。 鎖場すぐ横 東側の少しオーバーハングの垂直の高さ約60m岸壁の中間のテラスにある不動様
私の知人が20年位前ザイルで下降して不動様と対面してる。
結構大きい不動様だがこの岸壁ではやっとわかる。知らないと鎖に神経が行きウッカリして通過する。

鎖の銘版 二枚 読みにくいが読んでみてください。 読みにくいでしょうが、古いものです。文化元年か?

○○オオヤマズミノミコト 講中、あとは 鎖を終わり三階の滝を登り、間もなく白幣さんへの最後の急登 これを登ったら右(北)のコブへ行く
10年ぶりの白平さんとご対面 前回我が家の倅を連れてきた時は=がくらくぼ=から登山道で稜線(鷹林寺から残間山)へ出て小松山神に挨拶〜山頂〜下山〜小松さまの少し寄日峠よりから=がくらっくぼ=へ下り〜白幣さんにお会いしてきたが今回は鎖場と白幣さんの確認が主なので 今回はビデオ撮影もしてきた。 明治16年3月とある。
白幣さんを後ろへ降りようとしたら昔は見なかった記憶だが姫コイワカガミが群生してた。そこに大きな熊の糞。 同行していただいた袈裟丸著者の桐生みどり氏。こんな垂直にちかい岸壁を素手で降りてしまう猛者だし、足尾山塊はスペシャリストだ。上に見える赤のペンキは最近図根点の測量を白平さんの横にある標識を測量したようだ。この図根点は梅田ダムのだろう。 やっと不動沢へ降りた 昔は道があったが最近の異常気象で大雨が多いのだろう、道は無いし歩くのに苦労する。

不動沢入り口の滝 魚止(よどめ)の滝 魚止の滝の少し下から右に不動滝 山田郡誌には不動様が祀ってあるとあるが見当たらない。下のゴルジュ(ハコ)の下流100mには不動堂のあった石垣がある。でもこのハコは桐生では一番のゴルジュと思う。

登って危険 渡って危険 降りて危険 の難所を二人無事下山できた。これも神様からありがたく戴いた本日の賜物と思う。
ΝΗΚの放送以後、忍山川上流を三回もやった。これは11月21日。

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