穴山に所用があって登った序でに硯石まで歩いてしまいました。硯石とは旧北橘村(渋川市北橘)大字赤城山の赤城南麓広域農道(からっ風街道)沿いにある、上に窪みがあっていつも水がたまっている大きな石で、親鸞上人が硯の水に使ったという伝説があるそうです。硯石は北橘の文化財(無指定)ですが、わざわざ見に行くほどのものではありません。からっ風街道まで出てしまいますと、赤城道路まで、延々延々と歩かなくては行けません。道を選んで大河原のバス停までいって、16時24分の頂上行き最終バスに乗れるような時間配分が必要です。それでも、からっ風街道を二本の足で歩くには相当きついものがあります。大河原から箕輪まで徒歩で登るなどもってのほかです。当会の会則では死刑になること請け合いです。穴山から尾根を通って林道に下る道には捨て難いものがありますが、下った後のことを考えると、山歩きの範疇ではなくなります。よい子はけして真似しないように。

箕輪辺りの空きスペースに駐車して花窪林道を行きます。並木道を思わせる舗装道を直進すると、ほどなく右から新道が登ってきます。旧道は直進ですが、遠回りなので左折して新道を行きます。今度は右から旧道がクロスしてきます。左折して旧道を登ります。旧道は枯れた味わいのある道になっています。樹間越しですが、荒山や鍋割山の展望があります。右にカーブして登って行くと新道に出会います。左折して少し行くと舗装も終わり林の中のしっとりした道になります。進んで行くと六道の辻です。富士見村のハイキングマップにはこの途中に大箕山の記載があるのですが、確認していません。

穴山の登り口に、穴山はこっちだよ標識、山頂にプレートを設置しました。ここからの尾根道はオフロードバイクが走ってくれるお陰で、轍跡がくっきりと続いています。山ヤさんは歩かないのでしょう。踏み跡でないのが残念です。轍の跡なので、靴では歩きにくい場所もあります。きれいにわけられた熊笹の中を下り、ちょっとした高みにでます。ここまで樹間越しですが、景色のいいところもあるので、よい子の登山者はここで引き返しましょう。
ここから林道に出るまで、林道に出てからも、くっきりした轍跡が続き、道に迷うことはありません。何本か枝道が分れていますので、小さな山だったら探検してみてもよいのですが、裾野は長し赤城山ですので、降りてからが大変です。六道の辻から下は、大箕山の確認と大箕山付近から赤城道路へ出るルートの確認をするにとどめようと思っています。大河原から箕輪までの道が長かったこと。歩いても歩いても歩いても着かないんですから。溝呂木方面には行きません。六道の辻から見ただけでも轍跡が深くて歩きにくそうです。

穴山から尾根を通って硯石に達しましたので、穴山の項の写真で硯石方面と書いたのはちょっとタンマにしておいてください。現時点でどこに行くかは不明です。
富士見村には“るんるんばす”というのが走っていて、運良く遭遇すれば赤城観光案内所〜大河原辺りまでは運んでもらえそうですが。そうすれば帰りの足は確保できそう。いえ、決してこのコースのお薦めではありません。こんな交通手段もありますよというだけです。

硯石山のタイトルを訂正 この項は硯石山というタイトルだったのですが訂正します。
2007/1/3 TTさんから以下のメールをいただいた。“赤城山は近いのでちょくちょく行きます。特に最近は林道歩きにこっています。穴山という名は今まで知りませんでしたが何度か歩いたことはあります。六道の辻から登るピークを指すようですが、(穴山)は25000地図では1247mとなっており、1202mではありません。ここから南方に下ると畜産団地を経て空っ風街道へ降りられますが、降りた地点は「硯石」ではありません。花窪林道の旧道と新道の出会う峠状の地点から南に登るとそこが1202mで「大箕山」と思われます。さらにそこを南に下ると1127mのピークがありますが、そこが硯石山かと思われます。そのコースならば硯石へ降りられそうです。どの記載を見ても穴山の尾根と大箕山の尾根とを間違えているようです。ご確認ください。”
全く仰る通りで、大箕山と穴山の位置を取り違えていました。概念図を訂正します。硯石山にも登っていないので、穴山から尾根を下って見たという記事ということで掲載をします。ご指摘ありがとうございました。大箕山は何度か探したのですが、見つかりませんでした。間違った位置関係を頭に入れていたのでは見つからないのもあたりまえですね。汗顔の至りです。穴山の山名標も1247mに変更したいと思います。下に掲載した写真も硯石山ではありません。穴山から下った途次にたまたまあったピークということにしておいて下さい。


2006/9/29 hisiyamaさんから硯石の写真をいただいた。なかなか写真を撮りに行けないので助かりました。

丹沢表尾根 左代表幹事 中現会長 右女性会員

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