てんじんやま。萱野峠越えをした時に、鳳仙寺の境内を通りました。実は筆者、鳳仙寺の門前と呼んでもいいような場所に長年住んでいるのですが、境内に入ったのは殆ど初めてでした。総門からすぐ右手から下りてくる尾根に道が付けられています。脇の看板に“鳳仙寺鎮守三神入口”とあり、天神山護法大善神、白山妙理大権現、土地護伽藍神と書かれています。どぢごからんじんはお寺を守護する神様です。これは、桐生市地名考の上久方村で“天神山 尾根に天神社・白山社・秋葉社を祀ってある山”に合致しています。天神山の前を流れている沢と書かれている前沢の字(あざ)もあります。はからずも、自宅から指呼の間に登っていない山を発見してしまいました。

で、早速登りました。私のアプローチは徒歩ですが、桐生田沼線を北上し、桐生女子高校の手前で、鳳仙寺の案内柱に従って左折、手前のうどん屋さんの近くにも案内柱が立っていますが、車の方はこちらの方が良いでしょう。総門を過ぎ本堂の前と奥の墓地の前に駐車場があります。威徳の滝などを眺めながら来た道を戻り、天神山の看板から尾根を登ります。一直線に付けられた参道ですが、石の鳥居が見えてくるとすぐに頂上です。小さな神社と石祠が四つ。平坦な頂上は、周囲の山からは見下ろされているような感じ。鳴神山脈、菱の山、梅田奥の山など、展望にも恵まれています。
神社の裏に回ると鳳仙寺の寺域が一望でき、なかなかです。微かな踏み跡のようなものを辿っていくと、萱野山までゆけるのでしょうか。

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