鳶山です。地元の方はとべやまと発音しているようです。2007年も果敢に薮山に登っています。道のある山に登りたいよぉ〜。好んで薮山に登っている訳ではないのですが、登りたい山が薮に覆われているという、悲しい定めに陥っています。

この山は3年くらい前から登路を探っていたのですが、三角点のある山頂まで到達できませんでした。今回登ってみて、一度は惜しい所まで登ってきていたことが判明しました。残念。
登路が見つからない時の山の師頼み。今回もhisiyamaさんにお願いし、案内していただきました。私は観音堂から、あれこれ試行錯誤を繰り返していたのですが、山の師は横山坂から簡単に登れると。私は横山坂も不案内でした。

県道坂西桐生線を小俣方向に進み、菱町一丁目の信号を過ぎると両側から山が迫ってきます。この切通しを横山坂というそうです。切通しの頂部に駐車し、少し戻った所から山に向かいます。左手に見える三角屋根のバンガロー風の廃虚を目指して進みます。右折し、畑の脇の舗装された坂道を登り、作業道に出たところで左折。左手に茶臼山、正面に浅間山を望む、闊達な眺めです。イノさんの足跡も見受けられました。2007年の干支ですね。作業道はジグザグと斜面を這っていますが、適当な所で薮に飛び込みます。この時期は頂上が見えているので歩きやすい所を選んで登るのですが、hisiyamaさんとは、お作法が違いました。前回、山谷戸峠を下った時はそれほど感じなかったのですが、hisiyamaさんは正面突破でした。弟子としては師の影を踏む訳には行かないので、よいのですが、歩く距離に差が出ます。繁茂期には到底歩く気になれない薮の先に四等三角点、点名曲松がありました。鳶山の頂上です。年が変わったので、四年越しの。樹間越しですが、雪を纏った根本山、鳴神山が見えます。倒木を巻いたり、乗り越えたりして尾根を観音堂方面に下っていくと見覚えある景色が。ここから僅かだったんだ。ここが一番高いと思ってしまい、ここから先には行きませんでした。ちょっと歩けば頂上だったんだ。

観音堂から登る際には、駐車スペースがありません。県道の路肩のなるべく広い所に駐車します。観音堂の裏手にある細い作業道を左に。畑に突き当たって右。植林帯の中の凹部を尾根をめがけて登り詰めます。鞍部に出て右折、薮の中、高みを目指し尾根を登ります。ひどい倒木と薮をがんばって登ると鳶山です。
鳶山は観音堂の裏の作業道を右に行く方向ですが、薮を突破できませんでした。遠回りのようでも(左折は鳶山に背を向けるので)鞍部から登るしかないでしょう。

横山坂からの作業道で様子のよい山に出会いました。登ってみたいというと、雷電山と富士山で、米沢から登り、桂山を経て観音堂に下るコースがあるそうです。鳶山から姥穴山への縦走はhisiyamaさんによると、勧められないとのことでした。縦走は下山後の足の問題もあるし、同感です。

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