先日アップしたばかりの川内雷電山にいった方からの連絡があった。ありがたいことである。ただ、この時期に桐生の低山を登るには、少々の覚悟が必要である。長袖シャツと軍手の他にカサの携行を楚巒山楽会は推奨している。クモの巣よけと、多少の薮ならカサを半開きにして突破できる。

用命山(ようめいさん)、養命山、永明山とも。ここは全く山歩きの対象にはなりません。車の交通量も多いので、安全に車を置けるのは山頂?の駐車スペースのみです。犬のお散歩で登る方はいらっしゃるでしょうが。砦跡と思われる平地はほとんどお墓に覆われています。

要害山も山頂近くまで車で登れ、駐車スペースもあります。私も車で上までいったことはないといいません。ながめ遊園の前の広い駐車場に車をおいて要害山を目指すと二度車道を横切ることになります。

要害山に拠った里見勝政と勝安の兄弟が養命の砦を守っていた父の仇石原石見を討とうとしたが、失敗。織田信長が本能寺で討たれる数年前のことです。これが名高い里見まんじゅうのもととなる非運の里見兄弟の話です。上杉謙信はここら辺の話にからんでくるのですが、戦国時代の主流からは外れ、マイナーな感じがするのは否めません。まんじゅうだけでなく、話そのものも、もう少し広まったらいいと思うのですが。里見まんじゅうも看板だけで見たことがないので、近々試してみようと思っています。

高津戸峡と併せて散策するのに良い所だと思います。木の階段と桟道を組み合わせた遊歩道です。雨の日にサンダルで登ると滑ります。ポットホールは間近で見て触ることもできます。

2006/7/17 利平茶屋の項に、里見まんじゅうの写真掲載。

inserted by FC2 system