ほんじょうふじ。サイトの「安蘇の山懐から」さんで地図上に名前が、「栃木の山283+」さんでは索引に名前が掲載されているだけで、詳細は不明でした。先日、本城1丁目から雷電山に登った際に、低山ながら綺麗な富士山型の山があるのに気付き、地元の方に尋ねたところ、富士山と呼んでいて、昔は広い道が頂上まで続いていたと教えてくれました。
地図を見ると両崖山の下から尾根が続いています。本城1丁目の両崖山登山口から登ればなんとかなりそうなのでいってみました。駐車地までは本城雷電山をご覧ください。

青木病院前の両崖山ハイキングコースの道標に従い、進んで行くと再び道標が現れ、直進は小谷弁財天、両崖山は左折を示しています。
左折するとすぐに荒れた沢沿いの作業道になり、土砂に埋まった堰堤を幾つか見ながら進むと、沢と分れ、杉林の中の擬木の階段道に導かれます。街中から少し入っただけで、深山に分け入ったような趣があり、なかなか素敵な道でした。
行く手が明るくなると、やがて尾根に出て、大きな道標が立っています。右は両崖山、本城富士は左です。両崖山との最低鞍部までは、しっかりとした踏み跡がありましたが、鞍部からは薮と倒木が立ちはだかります。
世の中には、物好きというか、奇特な人もあるもので、何カ所か立木にテープが巻かれていました。テープに従うと、薮のやや薄いところを登ることができました。山頂には、富士山型の岩が鎮座していましたが、特に信仰の対象とはなっていないようです。
両崖山方面に進むと、両崖山直下の展望台付近に出ます。両崖山からのこの尾根道は気分良く歩ける道なので、お近くを通ったら、是非本城富士にも足を伸ばしてみて下さい。

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