予告通り、概念図は四度目の登場です。えへん。血の池というネーミングから何かおどろおどろしい伝説でもあるかと思ったのですが、今のところ見つかっていません。実見するまでは暗い、陰惨なイメージもあったのですが、晴れの日も曇りの日も、雨の日も水鳥が遊ぶ明るい水面です。
血の池の由来は紅赤色のヤマヒゲナガケンミジンコが大発生して水面が赤くなるからということです。このミジンコは沼が凍結したり、乾燥したりしても生存が可能なのだそうです。残念ながら、私はまだ血の池が赤く染まっているのを見ていません。

小沼畔の関東ふれあいの道の道標からスタートです。朝香嶺から続く尾根までは緩く登ります。丸太の階段を登ると朝香嶺への分岐があります。はっきりとした分岐で道標はありませんが、直進は朝香嶺へ。血の池は右に下る道を進みます。最初は岩のゴロゴロした道、やがて丸太の階段が出てきます。この丸太の階段という奴、あちこちの山にあります。歩きにくいのですが。お金をかけて、苦労して作ってもあまり有り難がられません。土が流れて、丸太がむき出しになり、ここでも脇に踏み跡ができています。階段を歩く人はいないようです。道が平坦になると、右手に血の池の道標が見えます。入口はトンネルのようです。潜ると空が開けています。静かな水面には数羽の水鳥。
残念がもう一つ。乾いた血の池を見たことがありません。赤城山へは、桐生の山に登ることができない時期にしかこないので、渇水期には来れないのかも。ここが草付きだったら、お昼寝には格好の場所でしょう。血の池から軽井沢峠までは熊笹と雑木のとても明るい山道が続きます。何本か小沢を跨ぎますが、全てに板橋が取り付けられています。沢を直接またげれば、ちょっと手のひらで水をすくって飲むこともできるのですが、これも残念、三つ目。橋をつけるほどの沢ではないのに。この道と茶の木畑峠への道は、赤城山の中でも好きな道です。
この道は県道に横切られているので、軽井沢峠へは県道を少し下ります。軽井沢峠から歩くときは、峠から少し県道を登り、未舗装の駐車スペースの奥に道があります。右に板橋があり、熊笹の中に踏み跡がありますが、崩壊地で道は途切れているようです。血の池へは左の道を進みます。

朝香嶺から書きはじめた赤城山ですが、この周辺でもまだ、地獄谷、おとぎの谷、富士望峠、銚子の伽藍西展望台、利平茶屋から鳥居峠への道と書きたいことがたくさんあります。といいながらも、次は見晴し山だったりしますが。

軽井沢峠からどうするかですか?車は小沼の駐車場ですから、もちろん県道をトボトボ歩いて戻ります。丸太の登りが嫌なので。
軽井沢峠に車を置いたときは、山道を往復します。

下の左の写真 血の池へくだっていくです。池が抜けました。

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